秋葉原に有った三栄無線で購入した、RCAの801/801Aの未使用品です。

801/801Aは本来は無線用の真空管で、発振、変調、C級増幅が本来の目的です。

801と801Aの違いは良く判りませんが、RCAのデータシートは801/801Aとなっていて、801Aは何らかの改良がされているかも知れませんが特性は同じと思います。

このRCAの真空管は801と801Aの両方が管壁にプリントしてあります。

RCA、801Aデータシート

軍用の801/801Aは別名のVT62が共にプリントされている事が多いですが、今回の801/801AにはVT番号は有りません。

ただし元箱にはアメリカ海軍のイカリマークが入っていて、JAN-801Aとなっています。



801/801Aの特性は大型出力管の211に似ていて、ミニ211とも言われていてオーディオアンプにもよく使用されていました。

4本の内2本はベースに801Aのプリントが有りますが、後の2本は801Aのプリントが入っていなく、製造時期が異なってるのではないかと思います。

RCAのデータシートにもA級シングル、B級プッシュプルのオーディオアンプの動作例が記載されています。



本来が発振、C級増幅用のためグリッド電圧をプラスまで振ると、プレート電圧600Vでシングルで5W程度は出力できます。

トリエイテッドタングステンフィラメントのため、通電すると電球の様に煌々と輝きます。



4本とも特性はよく揃っています。









測定値は3本が約172、1本は約170でよく揃っています。

元箱は有りますが、画像のとおりかなり劣化しています。