(株)賢祥堂美術 オークション
Gallery KENSYODO Auction
 


*■ 仏教美術 ■ 伝:明恵高弁(明恵上人)筆 鎌倉時代古写経 紺紙金泥 無量義経 断簡(古筆家極札付) <221121022>*





  作品データ



本紙 21.7cm×20.5cm


経年による古色が加わっています。
画像にてよくご確認の上、不明な点についてはお問い合わせください。


鎌倉時代を代表する名僧 明恵上人の筆と伝わる写経の断簡です。
法華三部経の開経とされる無量義経の一部で、
紺紙に金泥で記された格調高いものとなっています。



明恵(1173~1232)


鎌倉時代前期の華厳宗の僧。
華厳宗中興の祖ともされる。
紀州において平重国の子として生まれるが、幼くして両親を失い、叔父の上覚を頼り高雄神護寺に入る。
尊実、景雅らに密教や華厳を学び、東大寺戒壇院で具足戒を受ける。
また興然から密教を学び、さらに東大寺尊勝院で華厳学の研究に励んだが、
1195年(建久6)紀州白上の峰に庵居し、修行生活を送った。
高雄山の文覚の勧めで栂尾(とがのお)に住したが、
ふたたび10余人の門弟と白上に移り、学問研究と禅定に励む。
1205年(元久2)釈尊を慕い『大唐天竺里程記』をつくり、インドに渡って仏跡を拝せんとしたが、
春日明神の託宣により果たせなかった。
1206年(建永1)後鳥羽院の院宣を受けて高山寺を再興して華厳宗を唱え、
南都仏教の復興を図るとともに、
『摧邪輪』(1212)、『摧邪輪荘厳記(しょうごんき)』(1213)などを著し、法然の専修念仏を厳しく批判した。
また上覚から伝法灌頂を受け、華厳と密教との融合、学問研究と実践修行の統一を図り、
『唯心観行式』『三時三宝礼釈』『華厳仏光三昧観秘宝蔵』を著す。
晩年は講義、説戒、坐禅修行に励み、光明真言の普及にも努めたが、
寛喜4年正月19日、弥勒の宝号を唱えながら60歳で没した。
おもな著書に『入解脱門義』『華厳信種義』『光明真言句義釈』などがある。
承久の乱(1221)で敗兵をかくまったことを機縁に、北条泰時と親交し、
栄西が招来したチャを栂尾に栽培して、その普及に尽くしたことでも有名。



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