C.G.Conn Connstellation 38B(中古品)の出品です。

シリアル番号(N02137)及びベルの刻印から、1970年ELKHART工場製の、Electro-Dベル、コプリオンリードパイプになります。

C.G.Conn ConnstellationはELKHART工場製と1971年以降のテキサスABILENE工場製とでは、見た目は同じでも中身は全く別物となりますので、Connstellationをお探しの方はくれぐれもご注意ください。(最後の説明をご参照ください)

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C.G.Conn Connstellationのトランペットはトム・ハレルをはじめ多くのJazzミュージシャンが愛用していることで有名で、その太くパワーのある音色は健在で、ビンテージ楽器ならではの味のある音色は現代の楽器では出せないと思います。

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画像のとおり、ラッカー剥げ、小さな凹みや傷がありますが、演奏に支障となる大きな凹みはありません。

2番抜き差し管が固着していますが、それ以外の抜差し管、ピストン、キャップは問題なく動作します。
クリーニングメンテナンス済・試奏済です。
動作良好で、このまま即実用可能な状態です。

YAMAHAのハードケースに入れて発送しますが、あくまで輸送用のケースとしてお考えください。

↓追加の画像です(Googleドライブ)
https://drive.google.com/drive/folders/130hjA_WQqLj4MZJxBPDcnQhkHt1KrXPu?usp=sharing


不明な点がありましたら遠慮なくご質問ください。

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コーン社は、1970年まではインディアナ州エルクハートで楽器製造をしていましたが、1971年からはテキサス州のアビリーンに製造工場が移転しました。
その工場移転の際に、なぜか、楽器の設計書や工作機械、検査機器の多くが失われてしまい、そのため、エルクハート工場製のものより、アビリーン工場製の楽器は品質が低い評価となっています。

特に、コンステレーション38Bでは、エルクハート工場ではベルはElectro-D、リードパイプはコプリオンという特殊な製造方法で作られていて、それがコンステレーション38Bの特徴的な吹奏感・音色となっていましたが、アビリーン工場に移転した際に、Electro-D・コプリオンの製造方法は失われ、一般的なイエローブラス製に変更されてしまいました。

そのため、エルクハート工場製とアビリーン工場製の38Bは、見た目は同じでも、中身は全く別物と言ってもよく、Connstellation 38Bを入手される際には最も注意すべきポイントになります。

エルクハート工場製とアビリーン工場製の見分け方は、シリアルナンバーで判断できますが、簡単な見分け方として、ベルの刻印が「ELKHART-U.S.A.」であればエルクハート工場製、「ABILENE-U.S.A.」または「U.S.A.」のみの刻印であればアビリーン工場製になります。

「The Conn Loyalist」のConn 38B Connstellation (Late Model)のページ
https://cderksen.home.xs4all.nl/Conn38B1958image.html

「The Conn Loyalist」のシリアル番号-製造年 のページ
https://cderksen.home.xs4all.nl/ConnSerialsConnBrass.html

「オールズさんのトランペット」YouTube動画
「38B Connstellation 欲しい!買いたい!けどよく分からないと言う貴方へ」
https://www.youtube.com/watch?v=HjMBRcpEV0c&t=1730s