李朝の物差し2種です。一本は華角貼の技法で一方は漆に螺鈿の物です。華角貼は牛の角を薄く剥いだ透明な薄い板状の物に内側から彩色し木芯に貼り付けた物で主に化粧道具や裁縫道具など女性の身の回りの道具の装飾に用いられた物です。こちらは色ムラなどのあまりないはっきりとした塗り方なのであまり古い物ではないかもしれません。裏側から彩色はされています。螺鈿の方は目盛りとして小さく青貝が入れられていますが赤や緑にキラキラと輝いてきれいです。こうした日常の生活用具にも装飾技法を用いた両班の暮らしぶりが窺えます。美しい李朝工芸です。・華角貼の幅2.3センチ、長さ60.3センチ・螺鈿の幅2.5センチ、長さ54センチ・李朝時代 ※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下さい。