本物保証! 日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、東洋伝統工芸展などに出品・入選を重ね、朝日陶芸展では二度の最高賞と優秀賞を受賞。主に赤志野の作品に優作を残し重厚に重ねられた志野釉により豪放な作品を展開する【林正太郎】(1947-)秀逸作。
圧倒的な存在感を放つ陶芸作品を生み出す林正太郎の、大変希少な一作をご紹介致します!
粉吹茶碗です。
作者は志野の他にも瀬戸や織部、唐津等の作品も手掛けていますが、その制作数はやはり志野と比べると遥かに少なく、中でも本作品のような粉吹(粉引)作品がヤフオク上に出品されたのは過去10年間でも僅か2回のみと圧倒的な希少性を有しています。
滅多に市場に出回ることのない、高い芸術的価値と希少価値を有する一碗です!
本来の粉吹(粉引)茶碗へ敬慕を示しながらも作者の独創的美意識をしっかりと加味し制作されたお品で、志野の如きどっしりとした重厚感を備える器形は大胆に箆で削られ、鉄分を多く含む褐色の素地に白化粧を施しています。
器の内外から押され、削られ、歪に変形した力強い造形の上でざっくりと流し掛けられた白化粧土が無作為になだれ、白から青白色、灰、黒へと美しく変化する幻想的な景色を創出しており、また器を逆さに致しますと幾分行儀の悪い土見せが顔を覗かせ、高台には長石粒が噴出しています。
多大な躍動感を備える器形と清らかな釉調が見事に調和した、360度どこからの鑑賞にも堪え得る見所豊かな優碗に思わず感嘆の念を抱きます。。。
単に古陶の再現に留まることなく、創造性溢れる精神をもって作陶に挑む林正太郎の傑出した技巧と美意識が発揮された逸品を、どうぞ画像でもじっくりとご堪能下さい。
高台脇に「正」銘あり。 共箱・二重箱、共布、作者陶歴付き。
是非この機会をお見逃しなく!
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