〇商品の説明：彫刻家「長谷川栄作」の「徳川烈公作農人形模刻」です。烈公は水戸藩九代藩主徳川斉昭で15代将軍徳川慶喜の父です。烈公は、自分が生きていくための食物を育ててくれている、お百姓さんに感謝する心を忘れることなく、自ら農人形像を造り、その農人形像に食事ごとに一箸のご飯をお供えし感謝の気持ちを表したといわれ、「水戸の心」として語り継がれています。その農人形を模して製作されたもので、青銅製の共箱入の稀少な真作保証品です。

●作家略歴～長谷川栄作（はせがわえいさく１８９０ー１９４４）明治19年東京浅草に生まれる。明治37年吉田芳明に師事。翌年より芳州と号し、東京木彫工会、日本美術協会等に出品。40年「河辺」が勧業博覧会で褒状を受け、大正3年「夢」が文展に初入選。以後4年三等賞、6年特選を受賞。昭和11年帝国美術院参与となり、17年まで官展で活躍。 ※美術年鑑彫刻家物故欄掲載

○商品の状態：傷み無く良好。底にも作品名・銘有。共箱付（箱は底の桟が1本外れています）。詳細は画像で確認願います。

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