伝證如上人の名号になります。
浄土真宗系の住職であり大学教授見て貰ったところ『書体と資料から恐らく、ほぼ證如上人だと思います。』との回答だったので、一応伝證如上人とさせて頂きました。
かなり本紙の状態も良く、珍しいとの事でした。
表装は300年前以上の状態の良い本金襴を使用し、金箔台紙貼りをして、豪華で上品な表具に致しました。

全体サイズ
118x38
本紙サイズ
40.5x15

◎表装替を当方でしておりますので、すぐ床の間等に掛けて頂けます。
◎表装替をしているので、目立った汚れなしにしております。
大事に保管して頂ける方、よろしくお願い申し上げます。

証如上人
没年:天文23.8.13(1554.9.9)
生年:永正13.11.20(1516.12.13)
戦国期の真宗の僧。本願寺10世で,教団の統制化を強め,集権的な宗主権を確立した人物。山城国(京都府)山科に生まれる。9世実如の次男円如と慶寿院(鎮永)の子。諱は光教,信受院と号す。大永5(1525)年継職。天文1(1532)年,山科本願寺が六角定頼,日蓮衆徒に焼き討ちされると,大坂石山坊舎に移り,堀で囲まれた寺内町を建設して戦乱に備えた。加賀荘園の回復命令をテコに権門勢家との関係を深めつつ官位を得て自らも権門化する一方,教団諸制度を整備して,直参坊主の掌握と地域教団編成を実現,本願寺法王国の宗主として君臨した