【深和】売立目録所載品◆九条兼晴・近衛基熙など 堂上方寄合書百人一首 色紙手鑑 真筆 深溝松平家伝来(公卿 島原藩 藩主 書家 歌人)






【深和】売立目録所載品◆九条兼晴・近衛基熙など 堂上方寄合書百人一首 色紙手鑑 真筆 深溝松平家伝
商品説明
諸公卿寄合書の百人一首手鑑です。

九条兼晴に始まり、鷹司房輔を掉尾とする公卿・皇族方100人の色紙100枚を収めております。

手鑑に附せられている小箋と同内容の筆者目録が付属します。収録されている諸公卿にはやや年代に幅があり、諱・位署は概ね貞享年間(1684~1687)のものに準ずることから、寛文~延宝年間(1661~1681)にかけて色紙の染筆が行われ、筆者目録が貞享年間(1684~1687)に新たに製作されたものと推察されます。

「松平家蔵」の蔵判、および「島原扇」の印が捺された「一九六」の蔵判が外箱に貼付されており、肥前島原藩主・深溝松平家の旧蔵品とみられます。大正7(1918)年12月に東京美術倶楽部で行われた「松平子爵(主殿頭)家御蔵品入札」の「一九六 堂上方寄合書百人一首 一帖」に同定されます。

上記の染筆年代は松平忠房の治世に当たり、忠房は丹後福知山藩主時代の寛文4(1664)年に新院・後西院の御所を造営していることで知られます。忠房は古典籍を収集した好学大名としても著名、かつ古今伝授にも関心があったことが知られており、恐らくは武家伝奏で歌道宗匠であった飛鳥井雅章から入手した色紙手鑑を基に、新たに公卿から染筆を請い、自分の好みの手鑑を作っていったものと考えられます。

後水尾院歌壇から霊元院歌壇への過渡期にあたり、小倉実起や中御門資熙など変転の生涯を送った公卿の珍しい書蹟も確認される、見事なコレクションといえる逸品です。

Youtubeにて全頁紹介の動画を公開中です。よろしければご覧ください。

◆九条兼晴
江戸前期の公卿。鷹司教平の3男。九条道房の養子。慶安元(1648)年従三位。万治2(1659)年正二位にのぼり,内大臣,右大臣をへて寛文11(1671)年左大臣にすすんだ。延宝5(1677)年没、37歳。号は後往生院。

◆梶井宮慈胤法親王 江戸前期,後陽成天皇の第13皇子。母は土佐局。承快法親王の跡をつぎ,梶井門跡となる。3度天台座主に任じられ、茶道,書道,和歌にすぐれた。元禄12(1699)年没、83歳。幼称は清宮。俗名は幸勝。法号は常修院。

◆近衛基熙
江戸前-中期の公卿。近衛尚嗣の子。母は昭子内親王(実母は家女房瑶林院)。明暦元年従三位。元禄3(1690)年関白,氏長者となり,宝永6(1709)年太政大臣、従一位にいたる。後水尾天皇の影響をうけ,和歌,連歌,絵画などにすぐれた。享保7(1722)年没、75歳。

◆勧修寺寛俊
江戸前期の勧修寺門跡。号は後観長院。近衛信尋の子、信尹の孫。万治元(1658)年に得度。大僧正。天和2(1682)年没、35歳。

◆五條為教
江戸前期の公家。五条為庸の子。式部大輔・大学頭・少納言を務め、正四位下・侍従。享保4(1719)年没、71歳。

◆一条院宮真敬法親王
江戸前・中期,後水尾天皇の第16皇子。母は新広義門院。明暦4(1658)年親王となり,翌年興福寺一乗院の尊覚法親王のもとで得度。寛文5(1665)年興福寺・清水寺別当をかねる。書,狩野派の画にすぐれた。宝永3(1706)年没、58歳。幼称は富宮。俗名は常淳。法名ははじめ信敬。著作に「唯識三十頌錦花」など。

◆大炊御門経孝
江戸前期の公卿。大炊御門経頼の次男。兄頼国の跡をつぐ。明暦2(1656)年内大臣,寛文3(1663)年右大臣となり,同10(1660)年従一位,左大臣にすすむ。天和2(1682)年6月26日死去。70歳。名ははじめ経敦。

◆徳大寺実維
江戸時代前期の公卿。清華家では異例のスピード昇進で寛文元(1661)年に権大納言となる。寛文9(1669)年には右近衛大将・右馬寮御監となったが、翌年には辞した。寛文11(1671)年に内大臣に就任するも翌年に再び辞職。天和2(1682)年没、46歳。

◆久我広通
江戸前期の公卿。久我通前の次男。兄の久我尭通の養子となる。内大臣をへて,寛文5(1665)年右大臣。正二位。延宝2(1674)年没、49歳。号は妙雲院。

◆妙法院宮堯恕法親王
江戸前期,後水尾天皇の第10皇子。京都妙法院の尭然入道親王に師事。慶安3(1650)年親王となり,妙法院門跡をつぐ。天台座主を3度つとめ,天台教学の著書を多数のこした。元禄8(1695)年寂。56歳。名は完敏。号は逸堂。著作に「僧伝排韻」「法苑珠林捷径」など。

◆照高院宮道晃法親王
江戸前期,後陽成天皇の皇子。母は三位局。天台宗。聖護院にはいり,道勝法親王にまなぶ。寛永3(1626)年親王となる。園城寺長吏,三山検校をつとめ,のち京都白川の照高院にうつる。茶道,書画,和歌をよくした。遍照寺宮と称された。延宝7(1679)年薨、68歳。

◆聖護院宮道寛法親王
江戸前期,後水尾天皇の皇子。母は逢春門院。天台宗。聖護院門跡。明暦2(1656)年親王となり嘉遐と名のる。翌年出家し道晃入道親王より受戒。寛文8(1668)年一身阿闍梨,園城寺長吏。延宝4(1676)年薨、30歳。

◆梶井宮盛胤法親王
江戸前期の親王。梶井門跡。後水尾天皇皇子。天台座主。名常尹。延宝8(1680)年没、30歳。

◆小川坊城俊広
江戸前期の公卿。俗号は小川坊城。俊完の子。仕えて従一位権大納言・大納言に至る。元禄15(1702)年没、77歳。

◆油小路隆貞
江戸前・中期の公卿。隆基の男。元名隆親改め隆房。正二位・権大納言。藤原姓。吉川従時につき神道を学ぶ。元禄12(1699)年没、74歳。

◆今出川公規
江戸時代前期の公卿。徳大寺公信の次男。今出川経季の養子となり、万治2(1659)年従三位。権大 納言・内大臣をへて元禄5(1692)年右大臣。同7(1694)年従一位。元禄10(1697)年没、60歳。

◆大炊御門経光
江戸前期の公卿。内大臣・右大臣をへて、元禄17(1704)年左大臣にすすんだ。従一位。宝永元(1704)年没、67歳。法号は後香隆寺。

◆東園基賢
江戸前期の公卿。権大納言園基音の次男。叔父の東園基教の養子。明暦2(1656)年参議となり,のち権大納言,正二位にすすむ。貞享3(1686)年出家,法名は常算。宝永元(1704)年没、死去。79歳。

◆花山院定誠
江戸前期の公卿。権中納言をへて寛文5(1665)年権大納言となる。延宝2(1674)年正二位にすすみ、貞享元(1684)年内大臣に任じられた。宝永(1704)元年没、65歳。

◆飛鳥井雅章
江戸前期の公卿,歌人。飛鳥井雅庸の3男。兄雅宣(難波宗勝)の養子となり,飛鳥井家をつぐ。後水尾天皇より古今伝授をうけ、宮中歌会の中心として活躍。武家伝奏を務め,武家にも弟子が多い。従一位,権大納言。延宝7(1679)年没、69歳。

◆万里小路雅房
江戸前期の公卿。綱房の子。正二位・権大納言。延宝7(1679)年没、46歳。

◆葉室頼業
江戸前期の公卿。頼隆の男。実は万里小路孝房の二男。正二位・権大納言。延宝3(1675)年没、61歳。筆跡は『慶安手鑑』に見られる。

◆日野弘資
江戸時代前期の公卿・歌人。祖父日野資勝・中院通茂にまなび、後水尾上皇から古今伝授をうける。正二位・大納言。歌学書に「日野弘資卿口儀」がある。貞享4(1687)年没、71歳。

◆園基福
江戸前期の公卿。参議,権大納言をへて貞享3(1686)年准大臣となり従一位にのぼる。歌道に精通し,書もよくした。元禄12(1699)年没、78歳。

◆柳原資行
江戸前期の公卿。茂光の男。従一位・権大納言。延宝7(1679)年没、60歳。

◆中院通茂
江戸前期-中期の公卿,歌人。中院通純の子。権大納言,武家伝奏をへて従一位・内大臣。祖父通村や父から和歌をまなび,後水尾上皇から古今伝授をうけ,宮廷歌壇で活躍した。宝永7(1710)年没、80歳。

◆松木宗条
江戸前期の公卿。宗保の男。従一位内大臣。初名宗良。一字名尹・京・春・丹。元禄13(1700)年没、76歳。

◆竹屋光久
江戸前期の公卿。竹屋光長の男。竹屋光通の嗣。従二位・参議。貞享3(1686)年没、62歳。

◆中山英親
江戸前期の公卿。中山元親の子。正二位・権大納言。延宝2(1674)年没、48歳。

◆清閑寺熙房
江戸前期の公卿。共房の子。元名保房。一字名は賢。従一位・権大納言。貞享3(1686)年没、54歳。

◆五條為庸
江戸前期の公卿。五条為適の子。正二位・大納言兼式部大輔を務める。延宝5(1677)年没、58歳。

◆小倉実起
江戸前期の公卿。右近衛中将をへて,明暦2(1656)年参議,寛文12(1672)年権大納言となり,正二位にすすむ。天和元(1681)年娘の中納言典侍が生んだ霊元天皇の第1皇子(のちの済深入道親王)の出家に反対したため官を解かれ,子の公連とともに佐渡に流された。貞享元(1684)年没、63歳。初名は季雅。

◆中御門資熙
江戸前・中期の公卿。宣順の男。藤原姓。正二位・権大納言。宝永4(1707)年没、73歳。

◆勧修寺経敬
江戸前期-中期の公卿。勧修寺経広の子。寛文3(1663)年参議となり,延宝5(1678)年権大納言にすすむ。宝永5(1708)年従一位。宝永6(1709)年没、66歳。初名は経慶。

◆葉室頼孝
江戸前・中期の公卿。頼業の男。従一位・権大納言。宝永6(1709)年没、66歳。

◆千種有能
江戸前期の公卿。千種家の祖。久我晴通の孫。岩倉家の祖岩倉具尭の4男。慶安2(1649)年従三位。参議をへて延宝3(1676)年武家伝奏。翌年権大納言。同5(1678)年正二位にすすんだ。貞享4(1687)年没、73歳。法名は源翁文興。

◆転法輪三条実治
江戸前期-中期の公卿。三条公富の子。正徳5(1715)年左大臣にすすむ。従一位。享保9(1724)年没、75歳。初名は季房,のち実通。

◆平松時量
江戸中期の公卿。時庸の男。正二位・権中納言。宝永元(1704)年没、78歳。

◆東坊城恒長
江戸前期の公卿(くぎょう)。東坊城長維の子。文章博士をへて,万治元(1658)年参議となる。のち式部大輔,権大納言。正二位。元禄13(1700)年没、80歳。初名は知長。

◆阿野実藤(季信)
江戸前期の公卿。官位は正二位・権大納言。円成院と号す。元禄6(1693)年法華経二十八品・和歌集二巻を著す。元禄6(1694)年没、60歳。

◆綾小路俊景
江戸前期の公卿。高有の子。初名俊良・有理。正二位・権中納言。元禄元(1688)年没、57歳。

◆烏丸光雄
江戸前期の公卿・歌人。資慶の嗣子。権大納言に至る。烏丸家の歌学を継ぎ、その歌論は家流を守りつつ独自の見識があり、門人の諸書に録されている。元禄3(1690)年没、44歳。

◆中園季定
江戸前期の公卿。中園家の祖。高倉嗣良の末子。小倉実起の弟。従二位・参議。貞享3(1686)年没、60歳。

◆野宮定縁
江戸前期の公卿。定逸の男、実は中院通純の二男。元名雅広、定輔。号は松の舎。正三位・権中納言。熊沢蕃山に師事して和漢の学に通じた。著に『松の舎日記』。延宝5(1677)年没、42歳。

◆今城定淳
江戸前期の公卿。藤原北家花山院流の庶流,中山冷泉為親の孫で,今城家初代。寛文9(1669)年参議,翌年従三位。延宝2(1674)年権中納言となる。天和元(1682)年従二位にすすんだ。元禄2(1689)年没、55歳。初名は為継。

◆岩倉具詮
江戸前期の公卿。岩倉具起の子。従二位・参議。延宝8(1680)年没、51歳。

◆花園実満
江戸前期の公卿。花園公久の子。寛文6(1666)年参議,同12(1672)年従二位となる。貞享元(1684)年没、56歳。

◆広橋貞光
江戸前期の公卿。兼茂の嗣、綏光の二男。はじめ国宣を称し日野西家の家督をついだが、後広橋家に戻り兄の家督を嗣ぐ。正三位権中納言。元禄12年(1699)歿、57才。

◆吉田兼敬(兼連)
江戸前-中期の神道家。京都吉田神社の祠官。吉田神道の秘伝をついだ吉川惟足から返し伝授をうける。侍従,左兵衛督,神祇権大副をつとめ,享保14(1729)年正二位。歌人としても知られる。享保16(1731)年没、79歳。京都出身。幼名は万丸。初名は兼連。著作に「神道大意」「塩釜社縁起」など。

◆舟橋相賢
江戸前期の公卿。秀相の男。一字名聴。従二位・刑部卿。元禄2(1689)年没、72歳。

◆白川雅喬王
江戸前期の公家。神祇伯。雅陳の子。非参議正二位を務める。通村流の書に優れた。元禄元(1688)年没、69歳。

◆堀河則康
江戸前期の公卿。堀河信親の嗣子、康胤の子。一字名は季。従二位・参議。貞享3(1686)年没、65歳。

◆樋口信康
江戸前期の公卿。樋口信孝の子。右近衛中将をへて,貞享元(1684)年参議,同4(1687)年権中納言となる。従二位。元禄4(1691)年没、69歳。

◆河鰭基陳(基共)
江戸中期の公卿。元名基共、一字名量。基秀の子。仕えて正二位・権大納言に至る。宝永3(1706)年没、72歳。

◆持明院基時
江戸前・中期の公卿。持明院基定の子。一字名は為。正二位・権大納言。元禄17(1704)年没、70歳。

◆千種有維
江戸前期の公卿。千種有能の子。従二位権大納言。元禄5(1692)年没、55歳。

◆勘解由小路資忠
江戸前期の公卿。烏丸光広の二男。勘解由小路家の祖。正三位・参議。延宝7(1679)年没、48歳。

◆難波宗量
江戸前期の公卿。難波実種の嗣子、飛鳥井雅章の三男。一字名は示。権中納言従二位。宝永元(1704)年没、63歳。

◆愛宕通福
江戸中期の公卿。愛宕家の祖。大工頭岩倉具堯の孫。中院通純の猶子。彦山座権僧正有清の三男。権大納言従二位に至る。元禄12(1699)年没、66歳。

◆高辻豊長
江戸前・中期の公卿。長純の男。実は東城坊長維の二男。元名良長、一字名長。正二位・権大納言兼式部大輔。元禄15(1702)年没、78歳。

◆七条隆豊
公卿。隆脩の男。元名は隆良、一字名は曲。参議正三位。貞享3(1686)年没、47歳。

◆富小路永貞
江戸前・中期の公卿。元名尚直、一字名栄、頼直の子。正三位。正徳2(1712)年没、73才。

◆甘露寺方長
江戸前期の公卿。甘露寺嗣長の子。正二位権大納言。元禄7(1694)年没、47歳。

◆小倉公連
公卿。実起の男。初名公代。藤原姓。参議右中将従三位。父と共に佐渡に配流される。和歌を能くす。貞享元(1684)年没、38歳。

◆西洞院時成
江戸中期の公卿。時良の子。一字名は牧。正二位・権大納言。享保9(1724)年没、80歳。

◆柳原資廉
江戸前期-中期の公卿。天和元(1682)年権大納言となり,のち従一位。元禄14(1701)年勅使として江戸城におもむいた際,赤穂藩主浅野長矩の刃傷事件にであう。正徳2(1712)年没、69歳。著作に「資廉日記」など。

◆鷲尾隆尹
江戸前期の公卿。隆量の次男、隆光の養嗣子。仕えて従二位・権大納言に至る。貞享元(1684)年没、40歳。

◆橋本公綱
江戸前期の公家。葉室頼業の子。季村の養子。正四位下・左近衛中将。

◆山本実富
江戸前期の公卿。姉小路公景の子。勝忠の養子。従二位・権中納言。元禄16(1703)年没、59歳。

◆久世通音
江戸前期の公卿。通俊の子。従三位。元禄元(1688)年没、42歳。

◆梅園季保
江戸前・中期の公卿。友清の嗣、実清の次男。一字名久。藤原姓。正三位・参議。元禄4(1691)年没、46歳。

◆姉小路公量
江戸中期の公卿。姉小路実道の子。正二位・権大納言。享保8(1723)年没、73歳。

◆滋野井実光
江戸初期の公卿。滋野井教広の子。一字名は屋。正四位下・右中将。貞享4(1687)年没、45歳。

◆東園基量
江戸前・中期の公卿。基賢の男。一字名園・基。正二位・権大納言。藤原姓。有職四天王と称せられし中の一人。宝永7年(1710)歿、58歳。

◆正親町公通
江戸前-中期の公卿,神道家。延宝5(1677)年参議。武家伝奏,権大納言をつとめ,従一位となる。山崎闇斎に入門。その垂加神道をつぎ,正親町流神道とよばれた。今上天皇の10世の祖でもある。享保18(1733)年没、81歳。号は風水軒,白玉翁。著作に「無窮紀」「三種神器筆記」など。

◆四辻季輔
江戸前期の公家、四辻公理の子。兄季賢の嗣。正四位下・左近衛権中将。延宝4(1676)年没、30歳。

◆伏原宣幸
江戸前期の公卿。伏原賢忠の子。寛文3(1663)年明経博士,のち大蔵卿をかねる。正二位。宝永2(1705)年没、69歳。

◆萩原員従
公卿。元名信成、一字名は村。錦小路頼直の三男、兼従の養嗣子。仕えて正三位右衛門佐に至る。宝永7(1710)年没、66歳。

◆藪嗣章
江戸前期の公卿。正三位・参議。元禄11(1698)年没、49歳。

◆日野資茂
江戸前期の公卿。日野弘資の子。法名は知覚。従二位・権中納言。加茂伝奏を度々勤める。和歌を能くした。貞享4(1687)年没、38歳。

◆櫛笥隆賀(隆慶)
江戸中期の公卿。元名は実廉・隆慶、号は成足院。園池宗朝の子、櫛笥隆胤の養嗣子。娘藤原賀子(新崇賢門院)は中御門天皇の生母。仕えて従一位・内大臣に至る。享保18(1733)年没、82歳。

◆日野西国豊
公卿。国宣の嗣、広橋兼賢の末子。元名康光。一字名善・谷。権中納言正二位。宝永7(1710)年没、58歳。

◆裏松意光
江戸中期の公卿。参議資清の次男、子は益光。仕えて正二位・権中納言に至る。和歌・書画を能くした。宝永4(1707)年没、56歳。

◆押小路公音(公起)
江戸前・中期の公卿。三条西公勝の子。押小路家の祖。元禄13(1700)年参議となり,権中納言をへて,正二位,権大納言にすすむ。正徳3(1713)年出家。熊沢蕃山の門下。享保元(1716)年没、67歳。初名は公起。法名は思順翁。

◆万里小路淳房
江戸前期-中期の公卿。万里小路雅房の子。延宝5(1678)年参議となる。のち従一位・権大納言。宝永6(1709)年没、58歳。

◆舟橋経資
江戸時代の公家。自怠軒と号した。従三位舟橋秀相の二男だが、兄は相賢、弟は弘賢。寛文2年(1662)年に式部少輔、同(1667)7年には正五位下となるが、同12(1672)年に出家。法名は常覚。

◆梅渓英通
江戸中期の公卿。一字名は央。季通の子。従二位・権中納言。享保3(1718)年没、69歳。

◆藤谷為茂
公卿。初名為教、後に為茂。一字名は不。為条の子。仕えて従二位・権大納言に至る。正徳3(1713)年没、60歳。

◆倉橋泰房
江戸前期の公家。倉橋泰吉の子。従四位下・兵部大輔。延宝元(1673)年没、35歳。

◆庭田重条
江戸中期の公卿。重定の子。兄・雅秀の養子となる。一字名は正、法名は堯祐。仕えて従一位・権大納言に至る。享保10(1725)年没、76歳。

◆今城定経
江戸中期の公卿。定淳の子。仕えて正三位・権中納言に至る。元禄15(1702)年没、76歳。

◆東坊城長詮
江戸前期-中期の公卿。東坊城恒長の子。貞享元(1684)年参議となる。のち式部大輔,権大納言をつとめる。正二位。宝永8(1711)年没、66歳。

◆三室戸誠光
江戸前期の公卿。三室戸家の祖。柳原資行の三男。一字名念。藤原姓。元号北小路。従三位。元禄2(1689)年没、38歳。

◆青蓮院宮尊証法親王
江戸前期,後水尾天皇の第17皇子。母は新広義門院。青蓮院にはいり,万治3(1660)年親王となり,出家した。のち天台座主。書にすぐれ尊証流といわれた。元禄7(1694)年薨。44歳。俗名は周賢。幼称は玲瓏宮。法号は後桂蓮院。

◆竹内惟庸
江戸前・中期の公卿。元名は能治・当治。俊治の子。仕えて従二位刑部卿に至る。宝永元(1704)年没、69歳。

◆冷泉為経
江戸前期-中期の公卿。元名頼広・為直、一字名は系。葉室頼業の三男。冷泉為元の養嗣子。仕えて正二位・権大納言。享保7(1722)年没、69歳。

◆石井行豊
江戸前・中期の公卿。権中納言平松時量の子。東福門院につかえた石井局(西洞院時慶の娘行子)の養子となり,養母の称号を家名として石井家をおこす。従二位・権中納言。正徳3(1713)年没、61歳。

◆随心院栄厳
江戸前期の随身院門跡。九条幸家の子。東大寺別当、大僧正。寛文4(1664)年没、43歳。

◆堀河康綱
江戸中期の公卿。康俊の男。宰相。正三位、参議左衛門督。宝永2(1705)年没、51歳。

◆鷹司房輔
江戸前期の公卿。鷹司教平の子。寛文4(1664)年摂政、寛文8(1668)年から天和2(1682)年まで関白。寛文12(1672)年従一位。後景皓院と号した。元禄13(1702)年没、64歳。

◆松平忠房
江戸前期の大名。松平忠利の長男。寛永9(1632)年14歳で三河吉田藩主となる。三河刈谷藩,丹波福知山藩をへて,寛文9(1669)年肥前島原藩藩主深溝松平家第1次初代。6万5900石。長崎警備役を課された。元禄13(1700)年没、82歳。通称は五郎八。

付属:飛鳥井雅章金字形の塗箱・筆者目録・二重箱(深溝松平家蔵判貼付)がございます。
寸法:縦18cm、横15.5cm(最大幅。若干の誤差はご了承下さい)
状態:塗箱に割れ・破損などの激しいイタミ、色紙帖全体にシミ、ヤケ、折れなどの経年のイタミがございます。
送付方法
ゆうパック(送料無料)

・ご入金後3営業日以内にご発送申し上げます。
・同日に複数点のご落札をいただきました場合には、商品は同梱にて発送可能です。 同梱をご希望の方は「まとめて取引」を選択ください。尚、ヤフオクのシステム上で算出される同梱送料は、実際の同梱送料と異なる場合がございますが、差額の返金はいたしかねます。また、安全性を最優先としまして商品によっては同梱をお断りする場合がございますので、予めご了承下さい。
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滋賀銀行 西陣支店(968)
普通 0444502
宮下深和株式会社(ミヤシタシンワカブシキガイシャ)
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ご落札後、一週間以内のお取引をお願いしております。
銀行にご送金の際にはお手数ですがご一報くださいませ。ご連絡いただけません場合は発送が遅れる可能性がございます。
商品説明について
・読み下しは参考程度に留め置き下さい。
・水漏れの確認は、真水で1時間行っております。これ以上の水漏れにつきましては保証いたしかねますのでご了承下さい。
・寸法は本体のみの実寸で計測しており、塗蓋・筒などの付属物は含めておりません。また掛軸は総丈・幅の実寸となり、本紙は計測しておりません。ご希望の方はお手数ですが質問欄にてお問合せください。
・細かな山キズ、自然の貫入、釉薬の縮み、石ハゼなどは、個人の見解に誤差が生じる場合がございます。明らかに人為的なキズ、直し以外は無傷としております。
・付属品(箱、布、栞、極書、額縁など)の状態は特筆しない場合がございますのでご了承ください。
・信楽や伊賀など焼き締めの水指や花入のみ、水漏れの有無を確認のうえ記載しております。
・通常、発送時には資材を再利用してお包みしております。新品の資材をご希望の場合には、ご落札後に取引メッセージにてご連絡ください。
ご入札にあたって
お届け先ご住所など取引ナビのご入力は、落札後3日以内にお願いいたします。期間内にご入力いただけない場合は、次点入札者に落札権をお譲りしますのでご了承下さいませ。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・商品画像、質問欄、当ページ記載事項をよくご確認の上、ご入札ください。
・ご落札後は必ずお取引いただけますようお願い申し上げます。
・新規または悪い評価が多い方は、入札の取消をさせていただく場合がございます。確実なお取引をお約束いただける方は、お手数ですが、質問欄にてご意志をご提示ください。
・営業時間外のご連絡には対応できかねますのでご了承ください。当店は平日10:00-19:00、土曜10:00-18:00まで営業しております。定休日は日曜祝日、また、GWや夏季、年末年始に長期休暇がございます。
返品について
・お客様のご都合による返品はお受けできかねますが、商品ページの説明と明らかな齟齬がございます場合のみ返品を承ります。
・作家作品は全て本物保証とさせて頂いております。万が一、所定鑑定人による鑑定が通らない場合には、落札金額および送料など全額をご返金の上、ご返品を承ります。
・ご落札者様ご本人による鑑定、または明らかに写真に写っているキズ等を理由にした返品希望にはお応えできかねます。
・パソコンの機種・モニターなど環境により、現物とお色に多少異なることがある場合がございます。「イメージと違う」等の理由によるご返品はご遠慮下さい。
_YF847__2024/11/1