https://youtube.com/shorts/rrr_esnEI9s?si=IqcLRMZbjDCRoEsJ↑ この楽器でのショート動画です。YouTubeなので安心して開けます。
ハワイではコアは神が宿るとされ珍重されてきました、このウクレレも100年経過で修理個所はありますが、しっかり修理されており、ハワイアンコアの素晴らしい響きで鳴るウクレレです。音質。音量を保証いたします。
クマラエ(Jonah Kumalae ヨナ・クマラエ)はウクレレの始祖Nunesの息子レオナルド・ヌネスの1番弟子でカマカの兄弟弟子でもあります。師匠ヌネスと作りが良く似ていて、可愛らしいソプラノウクレレを多数作りました。師匠のヌネスも可愛いのですが、それよりもウエストのくびれがギュッと強いのがクマラエの工夫でもあります。裏板の一番上、ネックのヒール部との合わせ目が非常に細いピンヒールになっています。(写真10)これは日本のジャパンビンテージウクレレ「東京バイオリン」のウクレレにも影響を与えたデザインです。
ウクレレの始祖Nunesの兄弟弟子のサムエル・カマカは最初はNunesと同じようなウクレレを作っていましたが、1928年特許のパイナップル型を発明し、その後、パイナップル型以外では、どちらかと言うとドレッド型(フォークギター型)も数多く作りました。
このクマラエは、カマカよりも先に20世紀初めにアメリカ本土で大成功をおさめ、1915年にサンフアンシスコで開催された全米の商業大会でゴールド・アワード賞をとりました。このクマラエの成功がマーチンウクレレの生産を加速させました。ウクレレ普及の功労者でもあります。
デカールにはその記念の年、1915と記されたウクレレが1940年頃までハワイを始めアメリカ本土カリフォルニア州等でも作られました。
このウクレレはハワイ製でヘッド裏にホノルルの楽器店「ベルグストラム・ミュージック社」のデカールが貼られています。
純正ペグの様子や表板の裏についている平板板のブレーシング(力木)の形状からから1920年代後半の制作と推測されます。
★トップに1本、裏に1本のクラックが修理されています。音質には影響がなく楽器の硬性が高く、丈夫になっている分、大きく響きます。ナット(上駒)やブリッジも純正のままで状態が良いです。塗装は当時と同じ天然ニス(音にも良いと言われるセラックニス)で保護されています。
★ケースは傷みはありますが手を入れて行けばまだまだ使用できるビンテージケースです。3つの金具の内、一つが閉まりにくいですが軽整備しての出荷も可能です。落札後にご相談ください。
※しっかり梱包して送料サービスでお送りします。写真の替え弦セット(マーチン純正弦M600 )が付きます。