イタリアの革と日本の革はどう違うのか・・・
■植物タンニンなめしのイタリアンレザー
イタリア・トスカーナ地方で、植物タンニンなめしによって丁寧につくり出される革は、新品でももちろん美しいですが、使い込むほどに革の独特の深みと味わいが現れます。
■イタリアンレザーとは
レザー大国、イタリア。なかでも植物タンニンでなめしたイタリアンレザーと言えば、質の高い高級レザーの代名詞です。イタリアンレザーの魅力の一つは発色の美しさです。鮮やかでありながら透明感があり、革本来のキメや柔らかさが保たれています。また、自然な風合いと動物個体差による表情の違い、大量生産による均一化とは対極にある品質が大きな魅力です。
■トスカーナが最大の産地
イタリアンレザーの最大の産地は、フィレンツェのあるトスカーナ州です。タンニンなめしの歴史は紀元前から続いていると言われ、古くはイタリア全土で行われていましたが、中世にフィレンツェで革なめし職人のギルド（商業組合）が作られます。ギルドは政治経済に大きな影響を持ち、革や革製品の生産拠点はフィレンツェを中心としてトスカーナ地域に集中したのです。また、この地域に流れるアルノ川の水の成分と地中海独特の温暖な気候が植物タンニンなめしに最適なのです。なめしの工程やレシピが同じでも、水が違えば、イタリアンレザーは作れないそうです。
この地域の職人たちは誇りをもって伝統技術を受け継いでいます。現在でもこの地域の革なめしを行うタンナーたちは技術力だけでなく、革にまつわる歴史や文化に対する造詣、それを守り伝えていこうとする意識の高さがあります。
■イタリアンレザーができるまで
材料となるのは、フランス、オランダ、ドイツなどの農場から入手される工芸専用の皮です。1枚1枚職人の手で部位ごとに裁断します。原皮はまず脱毛し、樹液を使って柔らかく処理します。なめしの工程はドラムと呼ばれる大きな木の樽で行われます。ドラムに原皮と植物タンニンエキスを一緒に入れて回転させます。ピット槽と呼ばれるタンニン溶液の入ったプールに漬け込む方法もありますが、ピット槽だと3週間から数ヶ月かかりますが、ドラムなら1週間ほどで完了します。
なめしの後、オイル入れを行います。植物タンニンやオイルの配合は各タンナーの企業秘密であり、そのレシピは親から子に受け継がれる伝統文化です。染色にはアニリン染料を使用し、さらに、つや出し、型押し、シュリンク加工といった後加工を施して、完成した革は衣類、バッグ、財布など革製品のメーカーや職人の手に渡ります。
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全長(21.5㎝) -指の最も長い部分（通常中指の先）から手首の淵までを計測
幅(10.5㎝) －手首入り口部分の幅を計測
重量【72ｇ】
素材 【本革】
適用サイズ【L～M-size】
商品の色彩【黒】
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■採寸は、基本的に手袋を平置にした状態で行いました。
サイズ選びの際は、お持ちのアイテムを実際に測っていただき、記載の実寸と比べてみて下さい。
※商品はすべてデジタルカメラで撮影しています。
実際の商品とは、多少色彩が異なる場合もありますが、全体の写真が最も実物に近い色彩を表現しています。
また、サイズイメージ確認と色調検証の観点から「モデルアイテム」を添えています。
添えられたモデルが正しい色彩を表示していれば、商品もまた正しい色彩で撮影されています。
■複数落札していただければ送金・発送はまとめてお受けいたします。
この他にも商品を出品しておりますので、よろしければご覧ください♪
■届いてから、思ったよりも状態が悪いなどでは困ります！
状態を納得された上で入札いただきたいので、分かりにくい部分あればトラブル防止のため遠慮なく質問して下さい、よろしくお願いいたします。
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