現地看板より抜粋
江戸の末期に最盛期を迎えた『平佐焼』とは
鹿児島が誇る『薩摩焼』の最高峰として
『幻の焼物』とまで謳われておりますが
そんな『平佐焼』の作例の中でも今作とは
輸出向けの『最上位作』として
類い稀なる『野菜や果物』が描き尽くされた
一見するだけでも何かしらの博覧会への『出品作』
で在ろうと言う事が容易に窺い知れます
最高峰の傑作品と成っております。
(時代)
明治期
(寸法)
高さ(37.5cm)
横幅(16.0cm)
重量(2518g)
宮川香山をも遥かに凌ぐ今作の出来栄えとは
視る者全てを完璧に魅了する
博物館級の完成度と成っております。
素晴らしいまでの発色を魅せ付ける今作の色彩とは
『平佐焼』特有の判り易い特徴と成っております。
(状態)
明治期に謹作された『古美術品』ですから
制作時に由来する素地の貫入や窪みや
至極当然と言えます金彩の薄れ等は御座いますが
それ以外には特筆すべき箇所の無い
無傷完品レベルと成っております。
ちなみに『金彩の薄れ』や『底の擦れ』とは
世界共通で無疵完品の扱いとされております。
如何なる専門書にも類例の掲載履歴の無い
二度とは御眼に掛かる事の叶わない
幻の最高傑作品と成っております。