初期伊万里のすぐ後、驚異的な技術進歩により古九谷が登場し
ました。(1640年代)
(日本初の色絵古九谷、青磁,錆釉,瑠璃,白磁,染付等の古九谷)
始まったばかりの生産技術は当然未熟でした。
轆轤の使い方、呉須や釉薬の精製方法、登り窯の温度調整等
初めての事ばかりで大変だったと思います。
窯中、呉須発色の不具合、釉薬と磁体の伸縮の不具合、温度
調整の不具合で煙が入ったり、器形に歪みが出たり等々
ただ、日本初磁器生産に対する職人たちの強い気持が初期伊
万里の魅力になっています。
古九谷の時代は、様々な技術や様式が生まれ淘汰された興味
深い時代です。(1640年~1670年前後)
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