80年代後半ごろと思われるバーニーのSGタイプになります。当時の定価は型番通り75000円で、89年ごろのモデルチェンジで値下げする前のギターになります。メインのGuild S-100がリペア中で、何本か予備のSGタイプを買ったのですが、その中で気にいったものが1本あったため、こちらは手放すことにしました。ボディシェイプやネック接合部から、寺田楽器製であると思われます。キャビティ内に「8」から始まるシリアルナンバーが振られているため、88年製かもしれません。ボディは2ピースのアフリカンマホガニー、ネックもしっかりした柾目のアフリカンマホガニーです。
動作は問題ありませんが、コントロール部全般にガリが出ますので、メンテナンスした方が良いかと思います。ポット等のパーツも安っぽいため、思い切ってCTSに変えてしまうのがいいかと思います。RSGシリーズは基本的にニッケルやクロームパーツが使用されていますが、こちらはゴールドパーツに全て交換されています。PUもオリジナルではない可能性がありますのでご注意ください。
ネックの状態について、入手時ロッドがほとんど緩み切っており、順反っていたため締めてほぼまっすぐの状態にしてあります。若干ハイ起き気味ですが、致命的なレベルではないため気になる方はすり合わせで対応できるレベルかと思います。ロッドは若干キツめですが、まだ締め方向に余裕はあります。12F上で6弦1.5mm、1弦1.25mmにセッティングしています。
音について、アフリカンマホガニーらしいソリッドな中域、中低域が特徴で、以前弾いたことのある同時期のギブソンにも似たような印象を受けました。ピックアップがおそらくセラミックで、ボディの良さをスポイルしてしまっている印象があります。このままでも暴力的なSGサウンドといった趣で悪くはないのですが、57クラシックあたりの少しゴツゴツしたアルニコ2系のPUやアルニコ5のPUに変えるとよりボディの良さが出せるかと思います。
発送はヤマト着払いにて行います。薄いですがギグケースもおつけします。恐れ入りますがNCNRにてお願いいたします。その他ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ。