円空仏・民衆仏 豊川稲荷+古文書(神代文字) 仏教美術 木彫り 仏像


裏に和紙が貼られ、漢字伝来以前に日本で使われていたと伝えられる神代文字が墨書されています。古代史に明るい方に聞きますと、この文字が「豊川稲荷」を意味するそうです。奥会津の旧家より出てまいりました。円空作と伝えられる千体仏のうちの1体です。ほとんどは散逸し、手元に残るのは数十体のみです。順次出品させていただきます。最大長約12.0cm。直線的な造形の中に純真素朴なぬくもりがあります。真近で見ると、息を呑むほどの神々しさです。幾百万の人々の祈りがひしひしと伝わってまいります。詳しい方のお話では、これこそ真正の円空仏のみが持つ生命力のほとばしりであるとのことです。また別の識者によれば、この作には円空仏をはるかに凌駕する魂の叫びがあり、おそらく貧しい農民の作ではないかとのことです。そこで両論併記の意味を込め、タイトルには「円空仏・民衆仏」と記載致しました。古文書は紙質から判断して間違いなく明治以前の本物ですが、仏像本体の製作年は資料がないために不明とさせていただきます。鑑賞を妨げない程度のスレ・カケ・ヒビ・汚れおよび表面の剥離があります。高騰防止のために即決価格をご用意しました。自己紹介欄にオークション休業日を記載させていただいております。お手数とは存じますが、ご入札前にお読みいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。