京都で誕生、大学生を中心に、カルト的な人気を誇った、アシッド・フォーク、との一言ではくくれない、不思議で愛すべき個性のガールズ・グループ。なによりヴォーカルが愛くるしく明るいのが良い。ジャケのイラストでは、4人ですが、私が知ってるコケッシーズは3人組でした。

「コケッシーズ」「コケッシーズロック」（いずれも自主制作カセットテープ）につづく3枚目にしてラスト・アルバム。その後、ヴォーカルのベエは、ピジョンズ、ベートルズ（ソロでの名義）、ストロベリー・フラワー（「愛のうた」がヒットしたとき、出産間際で、テレヴィは、ミュージックステーションに出演した1回きり。コケッシーズではNHKに出演していた）。出産1年くらいの後（だったっけな、2年後くらいだったっけな）に、来日したレッド・クレイオラの京都公演のオープニング・アクトとして出演していたし、舞台公演の音楽も担当していたっけ（オファーしたのは私だ）。