・Iron Ranger
アイアンレンジャーとは、レッドウィング社のあるアメリカ・ミネソタ州の北部にある鉄鉱石の鉱山地域「アイアンレンジ」で働く鉱夫達を意味する言葉です。彼らは足先を保護するためにつま先に一枚革を付け加えた「キャップドトゥ」のブーツを履いていたことから、このキャップドトゥのブーツをアイアンレンジャー・ブーツと名付けました。
この「キャップドトゥ」は20世紀初頭のワークブーツには幅広く採用されたデザインでした。時代が流れ、現在の安全靴の標準仕様であるスティールトゥが普及するとともに減っていきましたが、一部のスティールトゥのブーツは当時のつま先保護・補強のための仕様であるキャップドトゥのデザインを1990年代まで保っていました。こうして今日に受け継がれたキャップドトゥのデザインをリファインしたものがアイアンレンジャーです。
このクラシックなアッパーにレッドウィングを象徴するアイコニックなトラクショントレッド・ソールを組み合わせた一足が、このIRON RANGER / TRACTION TREDです。
中底にはスーパーソールで定評のある、クッション性の高いポロン素材を採用。その上に薄いレザーシートを装着することでクッション性と快適性を実現しました。
レザーはオイルを豊富に含んだプルアップレザー(押すと中に含まれるオイルが移動して色が変わるレザー)のアンバー・ハーネスです。キズやシワ、汚れがその味わいを深め、本来の過酷な作業現場で使われるタイプのワークブーツのデザインを受け継ぐ、アイアンレンジャーにはぴったりのレザーです。
|