江戸化物の研究 草双紙に描かれた創作化物の誕生と展開 アダム・カバット/著


「江戸化物の研究 草双紙に描かれた創作化物の誕生と展開」
アダム・カバット
定価: ¥ 7500

#アダム・カバット #本 #日本文学/その他
A4262

サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 21cm
商品コード 9784000222990

江戸庶民に愛好された草双紙には、滑稽で愛嬌のある化物がしばしば登場する。著者はこの化物に着目、緻密な文献調査を重ね、独自の視点によって草双紙を捉え直してきた。本書には、積年の論考を集成。庶民の生活・文化・芸能等との関係も視野に入れながら、江戸都市文化の産物としての「創作された化物像」の特徴と変遷を鮮明にする。

目次
第1章 「創作」として妖怪―馬琴作『化競丑満鐘』の笑い
第2章 初期草双紙の化物尽くしの形成と発展
第3章 黄表紙の化物尽くしの変容
第4章 化物尽くしの黄表紙と合成本をめぐって
第5章 鬼娘の系譜―化物と見世物
第6章 所帯道具の化物の系譜―化物と擬人化