霜降月十七日 点取やまとことの葉 写本


15.5×20.8㎝

全10丁
・表紙は薄手の紙で、光の加減で鈍く光る。白雲母の粉を塗っているのかも知れない。
・表紙裏、裏表紙裏に白紙1枚あり。
・背表紙を折って本文用紙(横長の紙を横に折り、袋部分は下に。5枚一括り×2)を挟み込む形の製本(列帖装)。簡潔に言えば、表紙で包んだ形。白紙は表紙の補強のための一枚かも。

題(各題に十七首 つまり、参加者が一題につき一首ずつ詠んだ)
1 落葉涼 1丁表
2 野霜  2丁表
3 池水  3丁裏
4 祈戀  4丁裏
5 恨戀   6丁表
6 旅友  17丁表
7 浦鶴  8丁裏
   全119首(7題×17首)
 点寄(全86点)  10丁表~10丁裏

歌人一覧
    義信  七点 褒詞二ツ
 大綱      七点
    國忠    七点
    佐久子  七点
    久篤    五点 褒詞二ツ
 武綱      五点 褒詞一ツ
    忠純    五点 褒詞一ツ
    久道    五点 褒詞一ツ
    喬榮    五点 褒詞一ツ
 美綱      五点
    将      五点
    林子    五点
    吉國    四点 褒詞一ツ
    とせ子  四点  褒詞一ツ
    惟則    四点
    寵久    四点
  登見子  二点
以上十七名(何人かの名前の書き出しの位置が違う)

【点取り】の作法はよく知らないが、俳句の会では、一つの題に付いて考えた句を無記名で張り出し(書き出し)、参会者がそれぞれが「良い」と思った句に印を付ける。そこでその作者名が明かされ、その印の数によって「○○さん△△点」となるわけだ。そこに宗匠と目される「褒詞」も添えられる。

【刊記等】不明

※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れ、あり。