■『売春に関する世論』報告書 丸秘 昭和24年 国立世論調査所
●日本政府(当時の総理庁官房審議室世論調査部)が、昭和24年1~2月に、関東地方、および仙台市で実施した、「売春」に関する世論調査の結果をもとに、連合軍総司令部(GHQ)が作成した報告書を、あらためて国立世論調査所が和訳し、B5判、54ページの冊子にまとめた、当時(終戦直後)の、国民の売春に関するイメージや見方、考え方を垣間見ることができる、大変興味深い資料。表紙に丸秘印とシリアルナンバーらしき数字スタンプあり。 ●「国立世論調査所」は、日本で世論調査を政府から独立して行うために1949年(昭和24年)に設立され、わずか5年で廃止された、総理府の附属機関。GHQの援助も受けつつ、政府が世論調査を行うことによる世論操作や言論統制の懸念を払拭するべく、それまでの総理庁世論調査部を改編。