1956年に、それまでのボタン・クロージャ―・モデルに追加投入された「11MJZ」。
フロントがジッパー・クロージャ―のモデルこそ、ラングラーの真骨頂とも言える。
独自のデザイン性もさることながら、グローブをした手での開閉の利便性も高く、多様なニーズに応えるラングラーの姿勢が窺える。
両サイドには初めてハンド・ウォーマーが付き、アクション・プリーツは継承しながら、背面両脇部のアジャスターはエラスティック製となり、独特の美しいシェイプラインを描く。
アーカイブスでは同ジャケットの前期モデルに当たる1958年のヴィンテージピースを徹底検証し、その用の美を余すとこなく再現している。
『Wrangler ARCHIVES』
今の時代も現役のカウボーイたちに寵愛を受けるリアルなデニムブランド、ラングラー。
ワークウェアの大手、ブルーベル・オーヴァーオール・カンパニーが社運を賭けて1947年に世に送り出したジーンズのサラブレッドを、現存する数少ないヴィンテージピースを解析し、特徴的なディテールや縫製、そして当時話題となった付属品までを徹底的に再現。
