ジェフ ポーカロのほぼ全仕事 jeff porcaro Nils Lofgren Night Fades Away 日本国内盤 


 Nils Lofgren    

Night Fades Away

 日本国内盤 

Nils Lofgrenは、GRINというバンドを結成して1971年にデビューしました。
その後、1975年にA & Mレコードからソロ・デビューし、彼の人気に火がつきました。
ソロ・デビュー後は何枚ものアルバムを出しておりますが、今回紹介する"Night Fades Away"が彼のベスト・アルバムだと私は思っております。
また、このアルバムが最もAORした内容となっており、最高にいかしています。
このアルバムは、1981年に発表されており、プロデューサーは元THE DOOBIE BROS.のJeff Baxterで、バック・ミュージシャンには、Jeff Porcaro、David HungateのTOTO一派、さらに、Greg Mathieson、Nicky Hopkins、Elliott Randall、Ed Greeneなど一流のミュージシャンが務めています。

1曲目のタイトル・ナンバー"Night Fades Away"がこのアルバムの一押しナンバーです。ミディアム・テンポのメロディアスな覚えやすいメロディーを持ったナンバーです。ギター・ソロはもちろんNils Lofgrenだと思いますが、これが最高です。これはまさにAORでしょう!。
2曲目の"I Go To Pieces"はDel Shannonのペンによる大ヒット・ナンバーですが、ここでは、そのDel Shannon本人がNilsとデュエットしております。
3曲目の"Empty Heart"もカッコ良いポップ・ロック・ナンバーで、ヒット性抜群の出来となっております。このナンバーもお薦めですね。
4曲目の"Don't Touch Me"もミディアム・テンポのロック・ナンバーでバックの演奏がカッコ良いです。
5曲目の"Dirty Money"はロックンロール・タイプのナンバーです。
6曲目の"Sailor Boy"も魅力的なポップ・ロック・ナンバーとなっております。
7曲目の"Anytime At All"はもちろんあのTHE BEATLESのナンバーです。Jeff Porcaroのドラムが最高にカッコ良いですし、Greg Mathiesonのフェンダー・ローズも良いですね。THE BEATLESより若干テンポを落としたアレンジで、AORの雰囲気が結構あります。
8曲目の"Ancient History"もメロディがいかしたポップ・ロックとなっております。バックの音も良いですし、このナンバーもお薦めですね。
9曲目の"Streets Again"はNicky Hopkinsのタック・ピアノの音が最高のナンバーです。さすが、Nicky Hopkinsです。曲も悪くないですしね。
ラスト・ナンバーの10曲目"In Motion"はハードポップ風のナンバーで、バックのピアノとギターの音がカッコ良いですし、それ以上にChuck Findleyのトランペット・ソロがいかしてます。