インドネシア・特価スマトラ島の貴族が使っていた銀製ベルト(B)


インドネシア・スマトラ島の貴族が使っていた銀製ベルト(B)
南スマトラ州の中心地パレンバンは、西隣のブンクル州と並び、古来銀製品が有名な地方です。ブンクル州で20世紀の初頭にオランダ人の手によって始まった金や銀の採掘は、宗主国に富をもたらせました。そうした土地柄ゆえに、金銀細工文化も、ヨーロッパ文化の影響を受けながら、発達を遂げました。 写真の銀製ベルトは、かつてパレンバンの貴族が使用していたものです。おそらく、20世紀初頭の製作と思われます。長さは約80cm、ウエスト79cmまでが対応範囲と思います。バックル部のサイズは、タテが約8.1cm、ヨコが約9.9cm。重さはおよそ158グラムです。アンティークではありますが、現在でも十分使用に耐えられます。尚、銀の含有量は約55%で、残りは銅です。これは、インドネシアの銀細工店で調べてもらった情報です。 インドネシア文化宮は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。

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