当方自作300Bシングルアンプ54作目 これも美音・お勧めします。
長文の説明、ご容赦願います。
定年後300B真空管の魅力にはまり、ずっとアンプの自作を趣味としております。
今まで300Bシングルアンプを多数作って出品いたしました。
それらのほとんどが、「音が良い」と購入者様に喜ばれております。
わざわざ評価に嬉しいコメント頂く方も多々おられ、製作の励みになっております。
(落札者様の、私宛の評価コメントをご覧下さい)
今回、その新作(54作目)を出品します。
約2週間前に完成したものを、我が家でテストを兼ねてヒアリングを行いました。
テスト環境は、8畳洋間にオーディオサーバー~ヤマハネットワークプレーヤー~当機~Fostex G1300です。
今回も、ベートーベンの弦楽四重奏曲、バイオリン独奏、女性ボーカル、J-ポップ、そしてショパンのピアノ等を聴きましたが、どの曲でも澄み切った「とても気持ちの良い音楽」を聴かせてくれております。
空気感・透明感が素晴らしく、音楽に没頭出来ます。
本日終了で出品中のアンプとの違いはほとんど聴き分けられませんが、あえて言うなら、軽快さとキレの良さが少し上かなと思います。これは思うに出力トランスの違いが影響しているでしょう。
(これらは私のシステムと耳での評価ですので、あくまでもご参考程度に願います。)
残留ノイズは、高齢者の駄耳ですがスピーカーの側でもノイズは聞き取れません。
シャーシは、ゼネラルトランス販売のS-283と裏ブタSO-283に当方で穴あけ加工と、ハンマートーン塗装を行ったものです。
さらに、内部写真の通り要所に3mm厚のT字バーでの補強を行い、がっちりとしたシャーシに仕上がっております。
電源トランスはノグチPMC-285、チョークトランスはタンゴMC-2500、出力トランスはSoftne RW-20新品です。
全て、音の良さを狙い私が選定したものです。
電源トランスは通常よりも1段能力の高いものを使用し、電源部の強化を図っています。
整流管はSOVTEKの5U4G新品、電圧増幅管はロシア6H8C(互換) マッチドペア新品、出力管はアムトランス様選別の300B マッチドペア中古良品です。
(ご希望なら、出力管をPSVAN 300Bマッチドペア新品への交換可能、落札時に申しつけ下さい。追加6,000円です。)
内部パーツは全て新品です、また音に係わる部分は定評のある部品を使っております。
写真及びパーツ原価表でご確認下さい。
付属品は、電源コード・使用説明書・参考回路図です。
サイズは、幅約40cm・奥行約25cm(突起部含まず)・高さ約19cmです。
このアンプは自己バイアスですので、真空管を交換しても調整は不要です。
よろしくお願いいたします。
製作には万全を期しており、またテストも繰り返していますので完全な品物を発送致します。
発送は、兵庫県発クロネコ120~140サイズとなります(東京の場合、1,970円か2,310円)。
発送前に完動品で問題ないことを十分確認の上、梱包は厳重に行いますのでご安心下さい。
しかし希に、当方の責任ではなく配送の問題などで到着時に不具合が出ることもあります。
もちろんその際は配送業者の補償がありますが、責任の所在が不明な場合は私が無償修理をいたします、ただ恐れ入りますが送料はご負担願います(希なこことは思いますが)。
今回はトランスに良い物を使用しましたが、材料費はヤフオク費用を含め何とか109千円に押さえられました。
私の技術・作業費を20千円とさせていただき、それにヤフオク手数料を加えた額、131千円が製作原価となります。
アンプ製作を続けるためには、最低でも材料費以上、出来れば原価相当額での落札を希望しております。
ただし、それは入札者様が決められることですので、いくらで落札頂いても私は誠実に対応致します。
私は、アンプ作りで儲けようという考えはなく、あくまで趣味として、またちゃんと作られた「真空管アンプ」の良さを知っていただきたいいう思いで作り続けております。
そのため、今回は原価相当の131千円を上限とし即決価格を設けております。
即決価格で落札頂いた場合は、長期修理保証を行います。
(通常のご使用で故障した場合は、往復の送料及び材料費のご負担のみで修理を行います)。
なお落札価格がそれに満たない場合でも、リーズナブルな技術費実費を頂いて修理します。
期限は私が元気な間とします(後期高齢者ではありますが当分は元気で過ごせると思います)。
また、ご使用に際しても私の知識の範囲でご質問には喜んでお答え致します。
最後までお読み頂きありがとうございます、よろしくご検討をお願い致します。
<ご参考>SOVTEK 5U4G整流管(ロシア)あるユーザー様の使用コメント
高域が繊細で精密な描き出し、響きの綺麗さ、明晰で切れがあり濁りのないクリアーな
見通しの良さなど良かった。
低音が出ておりダンピングが効いていてクオリティも高い。
女性ボーカルはオペラ歌手になったように身体の厚みが増し、声量があがったように聴こえる。
スケール感や音場感が大きくなる (あきらかに違う)
(2024年 12月 30日 11時 19分 追加)
ご質問1及び2についての私の考えを申し述べます。
ある国産有名メーカー製真空管アンプの残留ノイズ定格は1mV以下とされていますが、その際メーカーの数値は大変良い環境で計測したものです。
そのメーカーにはノイズが多いとのクレームは来ていないようです。
自作アンプで1mVを下回るのは、それなりの知識と技術が必要です。
同じ回路で同じパーツを使って配線をしても、ほんの僅かなミスで、あるいはミスがなくても1mVを超えるノイズは発生します。
私の経験上ですが一般的な聴力の方で、ノイズレベル2mVのアンプ・86dBのスピーカーなら、聴取位置では音楽鑑賞の邪魔にならないと思います。
事実、その程度のノイズレベルなら耳の良い友人でもダイナミックレンジの大きいクラシックを楽しんで聴きます。
もし、ノイズが少ないアンプをお求めならICアンプやトランジスタアンプをお求め下さい。
ノイズレベルは1桁低いと思われます。
ただ、それで聴く音楽が心を打つかどうかは別の問題です。
私が真空管アンプを作るのは、トランジスタアンプでは得られない(かも知れない)、音楽の楽しさがあるからです。
投稿者様は相当な知識をお持ちのようですね、ご意見には概ね賛同します。
ただシールド線は使い方を間違えるとアースループに陥ったりしてノイズが増大することがままあります。
また劣悪なシールド線を使うと音が悪くなることもあります。
そもそも、シールド線の用途はマイク線やギター線など5~10mかそれ以上の長い信号伝送がメインです。
私の経験では、空間に余裕のある真空管アンプ内の短い配線では、単線でもシールド線でも差がないことが多いです。
私がたまにボリュームからグリッドまで単線を使うのは、経験上それで問題がなかったからです。
もちろん、シールド線を使う場合もあります。
ノイズの原因は多種多様です。その部屋の電源環境が原因の場合もあり、リップルを十分取り切れてない場合や、パーツの劣化の場合もあります。配線の引き回しの状態、またアースの取り方でも大きく異なります。
PS.
先ほどボリューム・グリッド間を良質のシールドケーブルに付け替え測って見ました、何と期待に反して左右共ノイズレベルが上がり、それぞれ約2mVとなってしまいました。
耳をスピーカーにくっつけると僅かにノイズが聞こえます。もちろん聴取位置では何の問題もありません。
考えられる原因は、シールド線をアースした位置がアースラインに干渉して小さなループが出来ているのではないかと思います。
さて困りました、これからどうするかを考えてみます。
(2024年 12月 30日 21時 52分 追加)
ノイズについての、各種ご意見ありがとうございました。このアンプのノイズに関しては、数値的に良好な方から、①単線>②シールド線両端をアース>③シールド線片側のみアースの順でした。
ただどれでもほとんど差が無く、音楽を聴くには問題の無い数値ですので、当方の精神衛生上、「②シールド線両端をアース」を採用致しました。