<超古代日本貨幣>海神(わだつみ)の金貨 家島諸島 量目約21.3g 瀬戸内海 水軍
縄文時代の開始から計測してすでに1万数千年が経過しています。その間、神武東征や源平の争乱、応仁の乱、関ヶ原の合戦など国土を二分するような争乱もあれば、蘇我氏や藤原氏、北条氏、足利氏、徳川氏など国土の大半を支配する大勢力も現れました。しかしこれらはすべて陸上勢力による権力闘争であって、海上はまた別の次元の栄華盛衰が展開されていました。陸上勢力と海上勢力は、時に離れ、時に交わり、真の意味での日本統一がなされた戦国末期まで緊張感のある関係を維持していました。陸上中心の旧来の日本史ではなかなか触れられない一面ではあります。
海上勢力の中で常に大きな勢威を保っていたのが瀬戸内海を拠点とする部族でした。部族間の連携も活発で、陸上勢力と十分に対抗できるだけの武備を整え、現代のコレクターに「海神(わだつみ)の金貨」と呼ばれる貨幣も大和朝廷成立以前から保持していました。家島諸島、直島諸島、塩飽諸島、芸予諸島、防予諸島の部族が発行し、左に共通の象徴「大海亀」を刻み、右に各部族固有の紋章を刻んでいます。
今回は委託品です。委託者の購入価格は52000円とのことですが、早期の換金のため大幅に値下げして出品することに同意していただきました。撮影の際の光の量によって実物と違った色に写ることがあります。タイトルに記載した量目は委託者宅の計量器で測定した値です。0.2g以内の誤差をお許しください。これまで一度も鑑定に出したことがなく、正真正銘の真贋不明ですが、トラブル防止のためあえてレプリカとして出品させていただきます。また、伝承に従ってタイトルに「金」と書きましたが、金品位を記載した保証書が見当たらないとのことですので、非金製品として出品させていただきます。開始価格は買い値の十分の一以下とさせていただきますので、古代史にご関心のある方のご入札をお待ちいたします。高騰防止のため即決価格をご用意しました。自己紹介欄にオークション休業日を記載させていただいております。お手数とは存じますが、ご入札前にお読みいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。