女性デザイナー、Friedl Kjellberg(フレイドル・チェルベリー)がデザインした
もので(1942~74年頃)中国で古くから作られている蛍手という手法の器から
インスピレーションを得たようです。
入手後、飾り棚に入れて観賞用にしていただけなので状態は良い方だと
思います。
手作業で作られたものなので、ひとつひとつが微妙に違います。
見えにくいですがカップとソーサーの裏には手書きでサインが入っています。
(Friedl Kjellbergは1924年から約50年、アラビアのデザイナーをしていた方です)
ライスシリーズは
光を通して模様が浮かび上がる「蛍焼き」「蛍手」と呼ばれる手法で作られています。
透かし掘りでお米の形を一つづつくり抜き焼成した後、上からガラス釉薬をかけて
くり抜いた部分を塞ぐという非常に手間のかかる工程で作られています。
実際、光(自然光・照明どちらでも)や飲み物を入れた時の色で「お米」の形が
浮かび上がり幻想的で美しいです。
人によっては不安に感じる?くらいの薄さと軽さも魅力的です。