名手Simon Phillips/Mo Foster/Tony Hymas/故Tommy Eyre他参加 名手Ray Russell 傑作「A Table near the Band」リマスター輸入盤未開封新品


御存知!名手Simon Phillips/Mo Foster/Tony Hymas/故Tommy Eyre他参加 Ray Russell 傑作「A Table near the Band」リマスター輸入盤未開封新品でございます。

未開封新品でございますが、ジャケット表左上角に潰れと製造時のミスによるジャケ支え部圧跡が見受けられます。


再販レーベルでの再発となりますが、アルバムジャケットが若干デザイン変更。

リマスターでございますが、案外良心的な音質となっております。




内容は言わずもがな。


ラインナップは興味深い名手揃い。


Ray Russell(G、G-Synth、Key、Programming ex-The Rock Workshop、The Runnning Man、Chopyn、RMS他)、

Simon Phillips(Ds、Per、Synth Programming ex-Chopyn、801、Jack Bruce Band、Jeff Beck、David Coverdale/Judas Priest/MSGセッション、RMS、Toto、The Whoツアー・サポート他)、

Mo Foster(B ex-Affinity、Jeff Beck、MSGセッション、RMS他)、Tony Hymas(P ex-Jack Bruce Band、Jeff Beck他)、

故Tommy Eyre(Key ex-Zeebra、Riff Raff、Gary Moore/MSGセッション、Ian Gillan他)、

何と!故Gil Evans(Electric P)、Iain Ballamy(Sax ex-Bill Bruford's Earthworks他)、Stuart Brooks(Trumpet)、Ray Warleigh(Bass Clarinet)、

Tony Roberts(Bass Clarinet、Soprano Sax)、Gary Kettle(Per)となります。


プロデュースはRay Russell本人とSteve Parkerとなります。


1990年英国ロンドン”Last Chance Recordings”、サーフォーク”The Whitehouse”、米国ニューヨーク”RPM Studios”となります。

尚、ロンドンでの録音にはかの”NAKAMICHI 1000 DAT”を使用となります。



Ray Russell作曲ではございますが、Ray Russell/故Gil Evansとの共作楽曲にSimon Phillips提供楽曲が各一曲がミソでございます。





八十年代には、Simon Phillips/Mo Fosterとの”RMS”結成等と、ジャズ/フュージョン系の音楽性を指向したRay Russell。


また映画等の音楽制作や他ミュージシャン絡みのオーケストラ・アレンジ等々、

そしてRMSでは末期Gil Evans Orchestraとのジャズ・フェスティバル共演等と非常に興味深い活動を通して得たインスピレーションを基に、

八十年代の集大成として制作された感がございます。


基本ユニットの(Ray Russellのソロではございますが.......)”RMS”を中心にゲストを迎えるという制作ではございますが、

注目はGil Evansとの”London Revisited”。


RPM Studiosで故Gil Evansと共作を行ったものの形にはならなかった模様。


晩年最末期の故Gil Evansでその後他界。

残された楽曲と録音テープを基に造り上げたというもので、最末期のGil Evansの録音という事で非常に貴重で興味深い録音でございます。



Gil Evans Orchestraに通じる音楽性ではございますが、かの”The Running Man”的な編成がミソ。

長尺楽曲多しではございますが大袈裟にならずまた英国ジャズ独特の陰りと現代音楽的な感覚が加わったもので、非常に興味深いものがございます。



当時はかの名手Bill Brufordがかの名手渡辺香津美さんとの活動やその音楽性に繋がる「アート/ロックを背景としたジャズ/フュージョン」を指向した

かの”Bill Bruford's Earthworks”結成・活動が注目を浴びていた時期。


そのIain Ballamyの参加があり、その音楽的要素を取り込んだ楽曲も存在。


そもそもRay Russell自体がJohn Mclaughlinや故Allan Holdsworth等ハイテク系名手ではなく、作曲・音楽性重視というミュージシャン。

その柔軟性を窺わせる感がございます。



また八十年代という時期もあり八十年代特有の洗練された(音もディジタル系のそれ)音楽性ではございます。

”RMS”自体がロックバンド的な音楽性を指向していた事がありそれに繋がる楽曲もございますが、案外ジャズ色が強いという事がミソ。


八十年代の集大成的な作品ではございますが、フュージョン・カオス的な八十年代から次へと移行する感覚が感じられるものでございます。





非常に興味深い参加がございますが、基本構成ミュージシャンがロックそれもHM/HR絡みというのが非常に興味深いものでございます.............




英国音楽シーンの狭さが窺えるものでございますが、独特の音楽文化を生み様々な音楽スタイルを形成したというこの英国。

その一端を感じさせる作品ではございます..........................




この機会に是非。


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