アンティー ク 真空管ラジオ ナショナル製 DX-485 MW・SWの2バンド 整備品の出品です。
ご覧頂き、ありがとうございます。
アンティー ク 真空管ラジオ ナショナル製 DX-485 MW・SWの2バンド 整備品の出品です。
Bluetooth機能を内蔵しました。
■製 品:ナショナル製 DX-485 型
■仕 様
(1)トランスレス式
(2)使用真空管:12BE6 12BA6 12AV6 30A5 35W4
(3)MW SW(中波・短波)の2バンド
(4)外部入力:オリジナルの有線接続方法の改良と、Bluetoothを内蔵して無線接続も出来るようにしています。
①PHにセレクトして、付属の接続コードを使いスマホや携帯音楽プレイヤーなどと有線で接続して使う。
②内蔵のBluetooth機器を使い、スマホやBluetooth機能のある携帯音楽プレイヤーなどと無線で接続して使う。
(5)寸法・重量 (ツマミ含む (寸法、重量ともアバウトな数値です)
寸法 横×高さ×奥行 単位cm 44×16×14.5
重量 約 2.5㎏(体重計での計測値)
真空管トランスレス式ラジオにご理解があり、以下の内容を最後までご確認頂き、納得頂けた方のご入札をお待ち致します。
1.始めに
(1)詳細には分かりませんが、1960年頃に販売されていて、真空管が1本不足の状態で長期保管されていたものを購入して整備しました。
(2)真空管ラジオは電源スイッチをONにしてもすぐには動作しません。真空管ヒーターがウォームアップするまで時間がかかり、本機の場合、20~30秒位で鳴り始めます。
(3)整備品とは申しましても専門的ではなく、当方趣味範囲の知識で行ったもので、経年劣化も含めて写真では再現し難い内容や動作面等でも不十分と感じられる部分があると思いますので、確実なものをお望みの方はご入札をお控えください。
(4)新しい部品と交換した箇所はありますが、まだ当初の部品も多く使っていますので、今回の整備箇所も含めて安全性や耐久性については自己責任ということでお使いください。
(5)部品交換等で回路を一部変更している箇所がありますので、オリジナルを望まれる方はご入札をお控えください。
(6)整備後、約1ヵ月半過しています。この間に毎日ではありませんが聴いている中で、連続10時間位の動作テストも含めて何回か使用いますが現状も問題は発生していないと思っています。但し、古い真空管ラジオの特性上、将来を保証するものではありません。
(7)本機にはオリジナルでPHとして外部入力はありましたが、この機能に加えてBluetooth機器を内蔵して無線方式でも外部入力を使えるようにしました。
(8)外部入力も有線・無線共にラジオから再生される音はLRミックスのモノラルです。
(9)有線の外部入力部は、スマホ等イヤホーン用出力からの入力専用としてお使いください。
(10)中波放送は付属するMW・SW兼用室内アンテナを接続して、当方のエリアでは近隣の通常聴いている放送局に付いて感度は問題なく使用できました。尚、付属のMW・SW兼用室内アンテナは束ねた状態では感度は低い場合があるかも知れませんので伸ばした状態でご使用ください。(電波環境によっては半分位の長さの方が聴き易い場合や、アンテナを室外に出す必要があるかも知れません)
(11)短波放送は、時間帯等で感度が変わることはあるようですが、兼用アンテナのままで局名は分かりませんが何局か受信できていました。SWも状況によってはアンテナ線を屋外に出す必要があるかも知れませんが、エリアの電波状況によっては感度が上がるかどうかは不明です。
(12)ボリュームにガリはありません。
(13)ハム音に付きましては、一般的な使用で気にならない状態と思います。
具体的には、当方の個人判断ですが入力信号がない状態でスピーカー前に耳を近づけると少しブーン音が聞こえ、50~60cm位離れると気にならないレベルと思います。
(14)付属品は、MW・ SW兼用室内アンテナ線と外部入力接続コードの2点です。
(15)当真空管ラジオご使用時の注意点について
①真空管ラジオは、真空管や抵抗等から熱が発生しますので、ラジオの後ろ側には空間ができるような置き方等、放熱し易いように風通しの良い環境下でご使用されることをお勧めします。
②ご使用の際は、不具合が発生してもすぐに対応できるように、目の届く範囲でご使用されることをお勧めします。
③ご使用にならないときは、必ず電源を切り、コンセントは抜いておかれることをお勧め致します。
2.整備内容の詳細
■キャビネット関係(整備後も見方によって欠点は残っていると思います)
(1)樹脂製本体ケース部
①背面から見て、上部右側角に大きめの亀裂がありましたので内面側に補強材として形どった塩ビ板を当てて接着剤で修理しました。
②上部左側角に軽い亀裂がありましたので内側に補強処置として接着剤を肉盛りして直しました。
③左側の足にヒビ割れがありましたので接着剤で修理しました。
④全体的には、経年劣化と使用による影響で傷や光沢は低下していましたのでパテで埋めて#1000位の耐水ペーパーで水とぎ後、グリーン系の明るい色で塗装しました。
①透明パネルは経年の劣化で艶や透明度の低下と、細かな傷などがありましたので、分解して全体的にコンパウンドで磨き、艶と透明度がアップしました。
②透明パネル内側の白色樹脂の板は、色が変色して汚れた感じがありましたので表面を整えて、白系のミルキーホワイト色で塗装しました。この板の上部中心付近に外部入力の表示灯を取付ける穴を開けています。
又、表示の文字はPCで作成した文字シールを貼っています。
③透透明パネルの取り付けネジは劣化していましたので4本共交換しています。
(3)その他キャビネット関係の整備箇所し
①ツマミは3個共洗浄して磨きました。
②オリジナルで前面左下付近に付けられていた特殊なイヤホーンジャックは不要と判断して配線は取り外し、ジャック部はダミーとして残しました。
③正面両サイドの上部付近に“N”の飾り文字と“NATIONA L 2 SPEAKER”の文字はなくなっていましたのでPCで作成したシールを貼りました。
④左右のスピーカー枠の中心付近にある金属製の飾りバー2本は劣化でメッキ部分に錆が出ていましたので、錆取りを行いコンパウンドで磨きました。
⑤裏フタは購入した時点で付属していませんでしたので、4ミリのべニア板を使って作成した自作品を取付けています。
■本体部
(1)スイッチ付きボリュームは、故障状態で使えませんでしたので、手持ちの未使用品と交換しました。尚、ボリュームシャフトに付きまして、長さが違っていましたので、オリジナルボリュームのシャフトを利用して繋ぎ合わせを行っています。
(2)セレクト用のロータリースイッチは、接点部の清掃と軸部への給油を行いました。
(3)ブロックコンデンサー及びペーパーコンデンサーは全て交換、他の交換した方が良いと思われるコンデンサーも現状規格で販売されているものと交換しました。
(4)交換した方が良いと思われる抵抗は交換しています。又、平滑回路のコンデンサーはハム音対策で少し容量アップしました。
(5)低周波回路に複数の部品をモジュール化した部品が使用されていましたが、不調になったときの入手困難を考慮して、単体部品を使った普通の回路で整備しています。
(6)本機の整備では無線でも外部入力が使用できるようにBluetooth機器を内蔵しましたが、動作的にはラジオのセレクトスイッチをPHにした時、連動してBluetoothの電源がON・OFFできるように、セレクトスイッチシャフトの動きでリミットスイッチが動作する加工を行っています。
(7)PHに切替えたときはダイヤル部中心付近に外部入力の有線か無線の切り替え状態に対応してLEDが点灯するようにしています。
(Bluetoothを使用した無線時は青色、有線使用時は橙色表示になります)
(8)無線と有線の切り替えは、オリジナルの入力部を外して切り替え用のスイッチを取付けています。又、この部分の樹脂製の銘板に表示している文字はPCで作成した文字シールを貼っています。
(9)有線での外部入力は、上記スイッチ部分にはL Rミックスのために3.5mmステレオジャックを取付けています。
(10)外部入力の回路は、トランスを使ったローインピーダンスの入力方法にしていますのでスマホ等イヤホーン用出力からの入力専用としてお使いください。又、入力部のトランス使用はトランスレスラジオに対するアース側との絶縁対策にも有効的と思います。
(11)100Vの電源コードは劣化で硬くなっていましたので、差込みプラグと一体化した新しいものと交換しました。
(12)バリコン部に使用されていたゴムブッシュは長年の劣化でボロボロでしたので、形状が近い新品と交換しました。
(13)ヒューズは汚れていましたので新品と交換しました。
(14)短波が受信できなかった為、調べてOSCコイルの巻き線が外れている不具合がありましたので、手持ちのエナメル線を使ってまき直しを行い受信出来るようにしました。
(15)真空管は30A5が付属していませんでしたので、手持ちの動作品を使用しました。その他の4本は洗浄して使用しています。
(16)真空管で30A5と35W4には元々は球支え用のピアノ線を使用した部品がありますが、当ラジオは外されたまま付属していませんでしたのでピアノ線を使った自作品を取り付けました。
(17)整備した一部の部品はスペース的な理由で取り付け位置を変更している箇所があります。
■Bluetooth関係(以下は、当方のスマホで確認できた内容です)
(1)外部入力に付いて、スマホを音源にした場合、保存している音楽等だけでなく、ラジオ聴取無料アプリを使用してMW放送・FM放送やユーチューブ動画の音声をラジオのスピーカーから聴く等、色々楽しむこともできますが、本機では有線に加えて、Bluetooth機能の内臓で無線接続できますのでラジオの近くに接続するスマホ等を置いておく必要はなく、簡単な操作で接続ができて、軽快に外部入力を使用することができます。
(使用したBluetooth機器は送受信の機能があるようですが、本機の場合は受信のみを使用しています)
(2)接続方法は簡単ですが、自作した取扱説明書を同梱致します。
(3)Bluetooth使用の状態でも、ラジオの電源スイッチがOFFになれば、ラジオもBluetooth電源もOFFになります。
(4)外部入力使用中の操作は有線・無線共に接続側で行います。尚、音量調整はラジオのボリュームでも行えます。
(5)接続する機器によって多少の違いはあるかも知れませんが、有線接続の際に当方の場合、再生される音量が低めでしたので、このような場合は適度にボリュームで調節してください。
4.掲載した写真について
■写真は文字挿入など編集している過程で縦横比が若干変化したり、露光の関係でキャビネットの色やLEDの発光色などが感じ方によって変化して写っている写真があるかも知れません。
5.ご注意事項
■写真の内容と説明文を最後までご確認頂き、全てご納得された上で、ご入札をお願い致します。
又、整備内容は、ご説明文と写真で、できる限り詳細にお伝えしたつもりですが、ご不明な点がございましたら、日本語のみの対応となりますが、質問でご確認頂き、入札をお願い致します。
尚、質問はご対応の都合上、オークション終了予定時間の5時間前までにお願い致します。
■落札ご意思が不確定だったり、不安と思われる方は入札をお控えください。
■ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。
但し、商品到着直後で、当方責任と判断できる、ラジオとして機能しない重大な初期不良につきましては、取引きメッセージでその内容を連絡頂ければ誠意をもって対応させて頂きます。尚、連絡は商品到着後、24時間以内にお願い致します。
■支払いはヤフー簡単決済のみです。
■落札後48時間以内にお届け情報の確認及び、支払い手続きが可能な方に限らせて頂きます。
(この内容がお守り頂けない場合はフォローする事なく、落札者様都合による削除になりますので予めご了承ください)
■支払い手続き確認後1~2日以内に発送致し ます。
■発送は段ボール箱に詰めて(梱包材は再利用品も使用します)、ヤマト運輸営業所持ち込みの着払いでお送り致します。
(他の発送方法は選択できません)
※ 到着の時間指定等をご希望の場合は、支払い手続き完了後、取引きメッセージでご希望時間等を連絡頂ければご対応致します。
尚、連絡が確認できない場合は、着日優先で手配致します。
以上です。文末までお読み頂き、ありがとうございました。
ご検討をよろしくお願い致します。
(2025年 1月 12日 22時 06分 追加)
1.始めにの(6)の内容の一部で文字抜けがありましたので訂正させて頂きます。
誤 連続10時間位の動作テストも含めて何回か使用いますが
正 連続10時間位の動作テストも含めて何回か使用していますが
以上です。 宜しくお願い致します。