ご覧いただきありがとうございます。日本ビクター社製造の蓄音機VictrolaJI-80、売り切りでの出品です。

外形は45(60)ｘ45.5x33.5(65.5)cmで、JI-80は、米社のVII-80に端を発するもので、日本ではJI-80からコストダウンしたJI-71/51/50/41/40/35と廉価品が作られましたが、本国にはVII-90とVII-80（VII-70はマイラ時代）しか無かったようです。

新品で購入したものではありませんので、製造年月や保管状態も分かりませんが、手元に届きましてから、ミュージアム用にと保管してあったもので、発売当時も簡単な構造のストレートホーンに関わらず、パルテノン神殿風のエンタシス柱を配したデザインが人気で、音質のVII-90か絵になるVII-80かと人気を二分したようでした。

このJI-80はヒンジがVII-90のような物で、クランクハンドルもVII-90のもののようです。

どのような経過か知りませんが、ホーンアームも普通のJI-80のものとは違うようです。

ターンテーブルは30cmで、発条（ゼンマイ）もVII-90と共通のように思います。

製造からおそらく半世紀以上は経ちますので、外観はそれなりにキズやいたみも多いですが、構造に関わるようなものは無く、塗装をやり直せばよく成るかも知れません。特に内部や前面は良い状態に保たれ・欠損はないようです。

ネットは破れが有りますが、オリジナルのもので、上の細い桟を抜けば、簡単に別のものに張り替えられますので、そのままにしています。天板の後ろの突板が浮いていますのも、塗装が剥げ状態もそのままの状態で保存するのを、モットーにしていますので、構造に関わること以外は手を加えない主義です。

当方の保管でも3～4年放置していましたので、簡単な動作確認をしました。

発条は緩めてありましたので、シングルゼンマイで軽めの巻き上げ（２０数回）ですがSP盤片面充分な再生能力があり、オートストップも確実に動作しました。慣らし運転状態ですので、ご使用していただくほど動作は安定してくると思います。

サウンドボックスは国産のVICTOR・ORTHOPHONICです。

梱包時はサウンドボックスとクランクハンドルは外して行いますので、ご自身で取り付け位できる方にお願いいたします。

動作確認に使用しましたSP盤と、蓄針種類不問50本ぐらいもお付けいたします。

ご希望がありましたら78/80回転の紙ストロボお付けする事も可能です。落札後ご用命ください。

いずれにしましても掲載写真をご覧いただき、疑問点は入札前にお願いし、ノークレーム、ノーキャンセルでお願いいたします。

「評価の無い方、評価の悪い方」は、ご面倒ですが質問欄から真摯な入札の旨お知らせの上で、お願いいたします。お知らせのない時は失礼ですが削除させていただきます。