PREMIER（プレミア）のRESONATOR（レゾネーター）のタムです。

1980年代のプレミアのフラッグシップドラムであったResonatorです。

美しくビビッドなカラーも特徴的ですが、ドラムシェルは独特かつ唯一無二なのです。

「PREMIER Resonator」は別名「PREMIER ケニークレア」と呼ばれており、カタログには「パーカッション界に最もダイナミックな進歩をもたらした。プロフェッショナルな究極のサウンド・パワー・パフォーマンスを提供します」と謳われていました。

これは、Alan Gilbyの発案により、Kenny ClareのLudwigドラムシェルに金属ライナーを使用する実験を行いました。

その後、通常のドラムシェルの内側に、より薄い3層木製の「レゾネーター」シェルを張りつけた特殊なシェル構成を完成。

その後、テクノロジーの特許を取得し、正に唯一無二のドラムシェルデザインになりました。

レインフォースメントシェルにインナーシェルを張り合わせ、その隙間に空気の層を構成する(シェルの内部が空洞になっているので)、なんとも特殊なシェル構成。

内側のシェルがすべての応力を吸収し、シェルに取り付けられたハードウェアを保持します。

一方、外側の2プライのシェルはストレスフリーでフリーフローティングなので、自由に共鳴しサウンドの遠達性を高めます。

フープはオリジナルのダイキャストフープです。

これはクロムメッキされたアルミシェルで造られております。

単一の素材から製造されたフープは珍しく、今日ではぽぼ入手不可です。

実際に、私はこれ以外で見たことはありません。世界に幾つ現存するのか？現存したとしても、極端に数が少ないことは容易に想像できます。

オリジナルのプレミスドレスリングダイキャストフープと、レゾネーターシェル独特の共鳴のある豊かな鳴りが特徴。

内外は綺麗な青のラッカー仕上げも素晴らしいの一言。

・レインフォースメントシェル：バーチ（BIRCH）

・フープ：プレミスドレスリング（オリジナル）

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