阿部定事件―愛と性の果てに (新風舎文庫) 伊佐 千尋
その猟奇的犯行により、阿部定は当時の大衆の注目を一身に集め、現在も映画やドラマ、小説のモチーフとされている。彼女をそのような犯行に追いやったものは果たしてなんだったのだろう。
作家、伊佐千尋は「阿部定予審調書」を基に、彼女の生い立ちや犯行に至る動機、複雑な人生模様を浮き彫りにしていく。世間離れした猟奇事件ではなく、あくまで市井の片隅で発生した事件であることが実感される。
「愛するがゆえに、愛する男のからだの一部を切りとった」二・二六事件が勃発し軍靴の響きが音高く国民に迫りつつあった昭和十一年、愛人関係にあった男を扼殺し、外陰部を切りとって持ち歩くという事件が発生した。その猟奇的犯行により犯人の阿部定は大衆の注目を一身に集める。彼女をそのような犯行に追いやったものは果たしてなんだったのか。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作家、伊佐千尋が「阿部定事件予審調書」を基に、当時の非情な社会状況を読み解き、事件の真相という次元にとどまらない「真実」へ迫る。
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