インドネシア・ジャワ島プカロガンのバティック古布(A-18孔雀)
インドネシア・ジャワ島プカロガンのバティック古布(A-18孔雀)
ソロやジョグジャカルタ、ラセム、チレボンなどと並ぶジャワ島のバティック(ろうけつ染め)産地の一つ、プカロガン地方のバティック古布です。花や鳥のモチーフが女性的で華やかなのがプカロガン・バティックの特徴として知られています。写真の布には華僑文化の影響を匂わせる花や孔雀が描かれています。サイズは102.5 x 226cm。
年代は不詳ですが、古布ゆえの破れや、バティック特有の色染み、色あせ、虫食いなどによる小さな穴、また長年使用されていた結果の修繕跡などある場合がありますので、予めご了承願います。古さは推定で60-70年程度だと思います。虫穴は大きさ1-2mmほどのものが45箇所ほどあります。シミ箇所はおよそ10数箇所。ほつれ(裂け目)は二箇所。最大のものは長さが約4cm。表面はつるつるした感じです。染色は、茶系は天然のソガ系ですが、紺は判断しかねます。孔雀は計4匹入っています。
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