蝦夷小判(シャクシャイン金貨) 寛文五年(1665年) 量目約14.5g アイヌ ロシア・プーチン大統領 無文銭
和人(松前藩・徳川幕府)に対して反乱をくわだてたアイヌ大首長シャクシャインが鋳造したとされる手打ちの小判金です。古銭コレクターには「蝦夷小判」と呼ばれ、アイヌ研究者の間では「シャクシャイン金貨」として知られています。通貨まで鋳造されていたことはシャクシャインの最終目標が日本国からの完全独立であったことの有力な証拠になるでしょう。
ロシアの一部の政治家・歴史家はアイヌ人がロシア民族の一支族であると主張しています。この蝦夷小判の存在を理由にプーチンが北海道侵略をたくらまないとは限りません。迷惑な話です。
今回は委託品です。松前藩勘定吟味役の家系の方から入手したとのことです。表にはアイヌ民族に縁のある魚が描かれ、その種類によって鋳造年が特定できるそうです。裏は古代通貨“無文銭”の影響が見て取れます。委託者には早期換金のため買い値の十分の一以下に値下げして出品することに同意していただきました。撮影の際の光の量によって実物と違った色に写ることがあります(1枚目の画像が最も実物の色に近いように思います)。これまで一度も鑑定に出したことがなく、正真正銘の真贋不明ですが、トラブル防止のためあえてレプリカとして出品させていただきます。また、金品位を記載した保証書が見当たらないとのことですので、非金製品として出品させていただきます。高騰防止のため即決価格をご用意しました。自己紹介欄にオークション休業日を記載させていただいております。お手数とは存じますが、ご入札前にお読みいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。