【インドネシア独立戦争(共和国)】1947年 独立戦争勃発直前インドネシア(ジャワ島)共和国域内便エンタイア *共和国切手+蘭印切手混貼


20241162  -  インドネシア独立戦争(共和国)    1947年 独立戦争勃発直前インドネシア(ジャワ島)共和国域内便エンタイア ~共和国切手+蘭印切手混貼

太平洋戦争終戦直後、独立を宣言した共和勢力と駐留英軍の散発的交戦を経て派遣オランダ軍が増加を続ける中、1946年末には本格的な紛争の機運が高まっていきます     停戦を急ぐ英国は、共和国側とオランダを含む3者で協定締結にこぎつけ、ジャワ島とスマトラ島を共和勢力と認めて自らは完全撤退    本品は年が明けて1947年2月に「共和」地域のジャワ島内で差出された域内便私製ハガキです

しかし蘭印の完全回復を目指すオランダは、協定の批准も済んでいないうちに(本品差出の11日後)東部ジャワ島を攻撃し周辺都市を占領、さらに兵を西に進めます   共和国内部でも対応に意見が分かれる中、事態は本格的なインドネシア独立戦争へと進んでいくこととなりました

本品は共和勢力のジャワ島切手と蘭印無加刷切手の混貼という、面白い組み合わせのエンタイアです(ほかであまり見かけたことがありません)    蘭印切手は記念品として貼られているのではなく、有効額面として機能しています

この切手(蘭印踊り子切手 2c)は、もともと蘭印(オランダ)郵政が製造・保管していたところ日本軍の侵攻・開戦により未発行となり、終戦直後にジャワ島を押さえた共和独立勢力によりオランダの承認なく発行されているため、スコットカタログでは独立勢による「占領地切手」という扱いです    なお、貼付けのジャワ島共和国切手はスコットカタログに掲載が無いため、ギボンズ社型番に拠ります


(蘭印占領切手)Sc #N38
(インドネシア共和国切手)SG #J49, J55

中部ジャワ島ソロ(現スラカルタ)差出 同島テガル宛て(1947年2月13日)
SOLO       13        2         47     差出印


*共和国切手の詳細を載せるインドネシア切手カタログ(KATALOG PRANGKO)に拠りますと、 5sen 切手(青)の無目打切手は、目打有の50~100倍(シェードや製造方法による)以上の評価額がついていますので、希少なものだと思います


* 状態の良い美品です



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