1912-1999 栃木県生まれ、光風会会員、二科会会員、行動美術協会創立会員の洋画家、独学で学んだあと、猪熊玄一郎に師事、1977年フランス・パームコマンドール勲章を受賞、画壇での地位には全く執着せず、ニュートンの絵具と洋酒とピアノを愛した昭和の洋画壇の雄、「バラ」と「パリの風景」を主題に鮮やかな油彩画の輝きを独自に確立、晩年になるほどに、色彩は鮮やかさを増した、没後も人気は絶えることがない

画伯はニュートンの絵具、洋酒、ピアノを愛し、昭和の洋画壇における独自の存在として、「バラ」と「パリの風景」を主題とした鮮やかな油彩画を描き続けました。特に晩年になるほど、その色彩はより鮮やかさを増し、見る者に強い印象を与えました。山本彪一の作品は没後も愛され続け、その人気が衰えることはありません。

山本彪一「モンパルナスにて 寒い日」油彩 20号 日本洋画商協同組合鑑定書付
本作品は、山本彪一がパリ・モンパルナスの寒い日の情景を捉えた、迫力ある20号サイズの油彩画です。曇り空が広がる冬の街並みに、葉を落とした木々が立ち並び、冷たい空気が漂う中、温かみのある建物の色彩とカフェの明かりがパリの活気を感じさせます。

山本彪一は「パリの風景」を題材にした作品で知られ、独特の色彩感覚と大胆な筆遣いで都市のエネルギーを表現してきました。彼の色彩は晩年になるほど鮮やかさを増し、この作品にもその特徴が表れています。20号という大きなサイズで描かれたこの絵は、遠くからでも迫力があり、見る者を寒い日のモンパルナスへと誘い込みます。日本洋画商協同組合鑑定書付、画伯の代表モチーフパリ風景の名画がです。