インドネシア・アロール島の自然染色のイカット布地(H)
インドネシア・アロール島の自然染色のイカット布地(H)
インドネシア文化宮(GBI)は2002年~2008年、東ヌサトゥンガラ(NTT)州のアロール県(Kabupaten Alor)政府と協力して、地域文化振興イベントである『アロール・エキスポ(Expo Alor)』を実施しました。この間、東京・高田馬場のGBIギャラリーでは、同島産のイカットやソンケットなどのテキスタイル文化の展示会に加え、児童絵画展なども開催しました。
そして、2012年7~10月には『アロールの糸・色彩の世界展(Pameran Warna-Warni Alor)』を実施。アロール県テルナテ島のウマプラ村を中心に生み出された、総天然染色(植物染色)の計111種もの、自然色染めの綿糸を展示。
『アロールの糸・色彩の世界展』今日からDibuka Pameran Warna-Warni Alor
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/201207/article_14.html 画像は、同展示会で紹介されたイカット(絣)の布地です。糸は紡績糸ですが、染色は総て自然色です。モチーフは、同県の特色であるカメ、魚、イカなどが描かれています。スレンダン(肩掛け)やテーブルクロスなどにも応用可能です。
アロール県の自然色は、主に以下のようなマテリアルから創り出されます。
赤系、茶系の色は: ムンクドゥ(Akar Mengkudu)の根、生命樹の皮、赤木(ホン)、ラド(Lado)の皮
藍色、ブルー系は: ニラ(Nila)の葉
緑系、黄緑系は : ケタパン(Ketapang)の葉やガラガラ(Gala-Gala)の葉
黄色、黄金色は : ウコン(Kunyit)や柑橘類(Jeruk Purut)
黒色、灰色、紫は: ニラ(Nila)の葉(複数回の染色)
オリーブグリーン系色は: クパパ(Kpapa)の皮やパパイヤ(Papaya)の葉
オレンジ系やピンク系は:ブリンビン(Belimbing)の葉、チェルメレック(Cermelek)の葉や実
深紅や明るいオレンジ系は:マンレイン(Manleing)の根、野生マンゴ(Mangga Hutan)の皮
サイズはおおよそ166 X 69cm(内フリンジ部分は約12cm)。定形外普通郵便で発送し、送料はこちらで負担致します。
インドネシア文化宮GBI=Graha Budaya Indonesia)は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。